カート・コバーン

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1992年

カート・コバーン(Kurt Cobain、1967年2月20日 - 1994年4月5日)は、アメリカ合衆国ミュージシャン。ロックバンド「ニルヴァーナ」のメンバーとして知られる。

経歴[編集]

幼少期[編集]

ワシントン州アバディーン出身。幼い頃から、歌うことや絵を描くことが好きだった。また、ビートルズも好きだったという。

1975年に両親が離婚し、これにより心に傷を負ってしまった。また、内向的な性格に変わり、引きこもる傾向にあった。最初は母親と暮らすが、素行不良を原因として、父親の家へ連れて行かれた。しかし、その後も家を転々とした生活を送っていた。

バンド活動[編集]

高校在学中にメルヴィンズバズ・オズボーンと出会い、パンク・ロックに夢中になり、音楽活動を始める。そして、1985年にメルヴィンズのデイル・クローヴァーらと共にフィーカル・マターを結成するが、1986年に解散してしまう。その後、高校のクラスメイトの音楽嗜好がパンク・ロックをやりたかったカートと合うものではなかったたこと理由にイライラし、高校を中退する。

高校中退後、用務員として働くようになるが、共通の音楽趣味を持つクリス・ノヴォセリックと出会い、彼と見事に意気投合するようになった。そして、1987年ニルヴァーナを結成する。1991年にアルバム『ネヴァーマインド』をリリースし、メジャーデビューを果たした。1992年2月には、ホールコートニー・ラブと結婚する。同年8月には、娘のフランシス・ビーンが誕生。

自殺[編集]

元々アンダーグラウンド志向のニルヴァーナが商業的成功したことにより、心に傷を負うようになる。1994年3月4日にイタリアローマのホテルの一室で、過剰摂取し、自殺を図った。昏睡状態で病院に運ばれ、命に別状はなかった。しかし、未遂で終わったものの、同年4月5日にシアトルの自宅で薬物服用の上、ショットガンで拳銃自殺しているのが発見され、27歳の若さで他界。これにより、ニルヴァーナが解散。

その他[編集]

メモラビリア

母親に家を追い出された時は、橋の下で暮らしていた。この橋は、現在「カート・コバーン・ブリッヂ」と名付けられ、橋にはカート本人の落書きが残っている。この橋の脇には、カート・コバーン追悼委員会によって健立された「カート・コバーン・リバーフロントパーク」がある。