落書き
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落書きは、自由に描いたり、雑に描いたりすること。しかし、場合によっては器物損壊とみなされて犯罪にもなる。
概要[編集]
大雑把に分けると三種に分類される。
- 便所の落書き的なもの。
- 「二条河原の落書」や「壁新聞」のような政治批判的なもの。横書(おうしょ)ともいう。
- グラフィティ・アートの一種。キース・ヘリングやバンクシーが著名。
ときどき街頭で見かけることもあるが、自己主張にも至らず自己顕示欲だけのものもあって、あまり芸術的ではなく美学も感じられない。
フランスではプチグラという「ちょっとしたグラフィティ・アート」があって、それなりに粋を感じさせる。とはいっても発祥は日本であるらしく、電柱の根元に赤い鳥居が描いてあることにインスパイアされたという風説もある。確かに電柱ごとに「小便無用」(立ち小便をするな)という表示があったら鬱陶しい。コンビニでトイレを借りても「汚すな」と禁止命令形で書くより「いつも綺麗にご利用いただきましてありがとうございます」と書いてあったほうが粋である。
その他[編集]
「目立つ壁などに書く/描く」という本義からは外れるが、都市伝説的な口承文学として「落首」が知られている。アネクドートの一種といえる。政権・政体などに対する批判が多いため、共産党系の政権においてはアネクドートが面白い。「~といったようなアネクドートがあるが、まったくけしからん!!!」と言えば規制しづらい。「官を怖れず、ただ管を怖れる」「上に政策あれば下に対策あり」などもこのあたりに分類しうる。落首としては以下が有名である。
- 白河の水の清きに澄みかねて 元の濁りの田沼恋しき
- 太平の眠りを醒ます上喜撰(蒸気船)たった四杯で夜も眠れず
- 上からは「めいじ」だなどと詠むけれど「治まるめぇ」と下からは訓む
いわゆる「政治的な一コマ漫画」(ポンチ絵)もこの系統に含まれる。
脚注[編集]
関連項目[編集]