カノウモビックリミトキハニドビックリササキリモドキ

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カノウモビックリミトキハニドビックリササキリモドキ
分類
直翅目
ササキリモドキ科
スオウササキリモドキ属
スオウササキリモドキ
名称
学名Asymmetricerous suohensis
Mitoki, 1999
和名スオウササキリモドキ
保全状況
IUCNレッドリスト(未掲載)
環境省レッドリスト(未掲載)


カノウモビックリミトキハニドビックリササキリモドキとは、直翅目に属する短翅ササキリモドキの一種である。

概要[編集]

オスは、12.4~13.2mmで、メスは8.9~11.3 mm。

光沢のある緑色をしており、前翅は短く、後翅は無い。

前胸背板上面の斑は、黒色の縁がある。オスの尾肢は左右非対称。

生態[編集]

中国地方固有種で、鳥取県・岡山県・広島県・山口県のブナ林に生息する。

8月~9月に成体が出現する。

分類[編集]

本種は、1999年に三時輝久が新種記載した。模式産地は山口県の羅漢山

本種のみでスオウササキリモドキ属(:Asymmetricerous)を構成する。

人間との関係[編集]

森林伐採や道路整備より生息域が減少している。

広島県と山口県では、情報不足としてレッドリスト入りしている[1][2]

2012年以降、広島県では確認されていない。

名称[編集]

正式な和名は「スオウササキリモドキ」である。

日本一名前が名前が長い生物として知られる。

この名は、ある採集記で冗談半分で命名されたらしい[注 1]

出典[編集]

注釈
  1. なんの採集記なのかは不明。ネット上で始出を調べて見ると2005年の2chであり、それ以前発表されている「スオウササキリモドキを錦町河津峡で採集 (山口のむし NO.4)」で名付けたと始版投稿者は考えているが、当誌を閲覧していないため、可能性の域を得ない。
出典
  1. 坂本充「スオウササキリモドキ」、『6 昆虫類』、広島県、2021年、 290頁。
  2. 【昆虫類】 山口県レッドリスト2018 (分類群順)”. 山口県 (2018年). 2024年3月18日確認。