オートミールとは、エンバク(オート)を脱穀しひき割り(ミル)した食品である。
もともとエンバクは長い芒がある(そのため燕麦(エンバク)と呼ばれる)ため、もっぱら家畜の飼料であった。コムギは値段が高く、年貢として支配者に取られるので、その心配がないエンバクを食べるようになった。ミネラル、鉄、食物繊維といった栄養価が高く消化が良い。塩味の粥として食べるほか、ヨーグルトや砂糖、ジャムをかけて食べることもある。ヨーロッパでは朝食にしている。
昭和天皇の朝食とされた。また、大日本帝国の患者食とされた。