ウィリアム・F・ハガティ
ウィリアム・F・ハガティ(ういりあむ・はがてぃ、英:William Francis Hagerty IV、1959年8月14日 - )は、駐日米国大使である。投資会社ハガティ・ピーターソン協同創業者兼取締役である。在日米国商工会議所および東京アメリカンクラブの名誉職(会長)である[1]。
経歴[編集]
テネシー州ナッシュビルで1959年8月14日生まれる。1981年にヴァンダービルト大学で学士号を取得、ファイ・ベータ・カッパ(全米優等学生友愛会)の会員として優秀な成績で卒業した。バンダービルト大学ロースクールで法務博士の学位を取得した。ロー・レビュー誌の共同編集者となる。ボストン・コンサルティング・グループに入社し、3年間の東京赴任を経験した。日本滞在時に米国ボーイスカウト極東連盟の理事を務めた。
ジョージ・H・W・ブッシュ大統領のもとで、フェローとして競争力評議会に関わり、国際貿易などを担当した。次にシリコンバレーでプライベート・エクイティ・ファンドのトライデント・キャピタルで働く。
2008年のロムニー大統領候補の選挙キャンペーンでは国家財務委員長を勤める。2011年から2014年まで、テネシー州政府経済地域開発庁の長官を務める。テレビドラマ・シリーズ「ナッシュビル」のテネシー州誘致に尽力した。
2012年の大統領選挙では共和党指名候補のミット・ロムニー陣営に参加していた。2016年の大統領選では当初ジェブ・ブッシュを支援していたが、トランプ候補が共和党の指名候補になると、トランプ陣営に参加し、2016年夏からはトランプ政権移行チームの一員として活動した。
駐日大使[編集]
2017年3月27日、ドナルド・トランプ大統領より第30代駐日米国大使に指名され、7月13日に上院で86対12の賛成多数で承認され、同年7月27日に宣誓した[2]。公職につくため、上場企業3社の取締役を退任した。
2017年8月31日、信任状を捧呈した。記載されている氏名は「William F. HAGERTY IV」であった[3]。
2017年9月28日、ウィリアム・ハガティ駐日米国大使は「変革の時代の米国製造業投資セミナー」で多様で均衡した双方向投資の恩恵を受ける国は日本と米国だけであると主催者挨拶を行った[4]。
2018年10月、中国の不公正な貿易慣行について、中国は行動を変更するべきであると語った[5]。
人物[編集]
参考文献・注釈[編集]
- ↑ ウィリアム・F・ハガティ 駐日米国大使
- ↑ William F. Hagerty I国務省、V
- ↑ 駐日アメリカ合衆国大使の信任状捧呈外務省、2017年8月31日
- ↑ ハガティ駐日米国大使を迎え「変革の時代の米国製造業投資セミナー」を開催日本貿易振興機構、2017年9月28日
- ↑ U.S. Ambassador to Japan: China Simply Needs to Change its BehaviorJapan Forward,2018年10月2日
- ↑ a b ハガティ駐日大使インタビュー