アユモドキとは、コイ目アユモドキ科に分類されるドジョウの一種である。
岡山県のいつくかの川と広島県の一部、淀川水系に分布する。日本固有種である。
全長15~20cm。
6~8月が産卵期で、1シーズンに数回産卵する。
日本に分布する唯一のアユモドキ科の魚類である。
アユモドキは、1950年代から急速に数を減らしている。
本種は川の増水や灌漑により一時的に形成され、水位の上昇が一定期間持続しており、陸上植物が繁茂していて、流れの穏やかな場所という限られた場所で産卵する。
都市開発によって人為的に管理されている川は、水位は下げられてしまい、一時的水域は無くなる。
1977年に天然記念物、2004年に「種の保存法」の「国内希少野生動植物種」に指定された。