カメラ

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アウトカメラから転送)
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カメラ(英:camera)とは、「暗い部屋(暗室)」を意味する「カメラ・オブスキュラ」の略であり、写真を撮るための道具・機器。写真機などの総称である。

概要[編集]

カメラとはレンズ・反射鏡といった光学系、シャッター、絞りを用いて、被写体の映像や光の色をイメージセンサーの画面に結ばせることで記録させる光学機器である。一般的にカメラといった場合は記録装置まで含むことも多いが、記録装置とカメラ部分が分離している機器も数多く存在している。記録媒体としては写真用フィルムやSDカードなどがある。写真を撮るための道具であるが、デジカメやスマートフォンでは動画の撮影が可能な機種もある。パソコンスマートフォンのカメラも比較的高性能なレンズやイメージセンサが搭載される機種も増えており、いちいちドでかいカメラを持ち運ぶ必要も減ってきているようだ。デジタルカメラにおける画像撮影のサイズ(画質、ピクセル)は、機種によりさまざまであり、一眼レフなどではサイズがL・M・Sの3段階で示されることがある。また画質もファインとノーマルなどで示され、大きいサイズや高画質に設定するほど画像ファイルのデータ量も増える。撮影サイズの比率はフルサイズ機やフィルムカメラの場合は「3:2」、一般的なデジカメやマイクロフォーサーズなどでは「4:3」が多い。スマートフォンやデジカメなどで「3:2」や「1:1(スクエア)]を選ぶこともできるが、これは生データからトリミングして得られるデータとなる。デジカメなどで「4:3」が主流になったのはビデオカメラ用の素子を流用したためともいわれており、当時のテレビの比率が「4:3」であったことも関係している。一方、フルサイズセンサやAPS-Cが「3:2」なのは普及した写真用フィルムが35㎜フィルムであり、その比率が「3:2」であったことに由来している。

パソコンにおけるカメラ[編集]

パソコンにおけるカメラは、ノートパソコンのように本体に内蔵されたカメラとUSB接続のWebカメラが存在する。内蔵カメラのうち、使用者のほうを向いているカメラを「インカメラ」ということがある[注 1]。MacBookに搭載されるWebカメラは「FaceTimeカメラ」とも書かれることがある。

Windows搭載のノートパソコンの内蔵インカメラは、Windows7の時代までは、内蔵インカメラが付いてないノートパソコンもあったが、最近は、Windows10以降からは、ほぼすべてのノートパソコンの製品に内蔵インカメラが付いた。これは家庭や友人間のビデオ通話の需要だけでなく、コロナ禍によるテレワークや拠点間によるWeb会議の需要が増えたことも関係している。

プライバシーやハッキング対策として、「プライバシーシャッター」と呼ばれるレンズを覆う機構が備わっていることがある。

フィルムカメラとデジカメの比較[編集]

この節では、それぞれの欠点・利点を比較する。

フィルムカメラ[編集]

感光材であるフィルムをカメラ本体にセットし、レンズからのを焼き付けて撮影するカメラ。かなりの高性能なものからポラロイドやチェキのようなインスタントカメラ、写ルンですのようなレンズ付きフィルムまでさまざまなものがある。

  • 利点
  • 電地も比較的使わない。
  • 鮮やかできれいな写真が撮影できる。
  • 欠点
  • 毎回お店にもって行き現像・焼付してもらう必要がある。
  • カメラに詳しくもない庶民が気軽に加工することができない。
  • 間違えてシャッターを押してしまっても削除できない、また現像するまでどう撮れているか分からない[1]

デジタルカメラ(デジカメ)[編集]

従来の感光材を用いたアナログ方式のカメラ(いわゆる「銀塩カメラ」)とは異なり、受光素子としてCCDを用いた画像をディジタルデータとして記録するカメラである。フィルム式カメラの巻き上げ機構やメカニカルシャッター機構は不要となり、しかも動画撮影も可能であるためカメラ筐体の設計に関する自由度が増したといわれている反面、盗撮を防ぐためにシャッター音を出すとかいった機構が必要となったりしている。デジタルカメラの登場により、従来の方式のカメラは「アナログカメラ」と呼ばれることもある[注 2]

  • 利点
  • うまく撮れなかった写真を削除することができる。
  • パソコンに取り込んで加工したりすることが容易にでき、また印刷も家庭用プリンターでも簡単にできる。
  • スマートフォンなどのように本体が小さく軽量化することができ、手軽に持運ぶことができる。
  • 欠点
  • フィルムカメラとは違い、すぐに確認できてしまうので現像するまでのワクワク感が少ない[2]
  • フィルムカメラよりも画質の面で不利になることがある(小型センサーサイズに多く見られる)。
  • シャッター音もしなければ巻上げ操作も不要であるため、モデルさんとのコミュニケーションがいまひとつ手ごたえがない。スタジオ撮影であれば、その場で大型モニタで表示すればいいだけの話ではあるのだが、屋外撮影だとかなり困ることになる。その場でスマホに転送して「これはOK」「これはNG」とか指摘してもらえればいいのだが。
  • 近年ではディジタルハイビジョンの大型モニタが家庭にも普及しているわけだが、それで見るというのはかなり恥ずい行為ではある。父ちゃんが娘の写真とかを観てたらヘンタイだと思わないか?

カメラマン[編集]

詳細は「カメラマン」を参照。英語では「フォトグラファー」が一般的でありそうだ。

その他[編集]

  • テレビカメラ
  • 情報カメラ

脚注[編集]

  1. これこそがフイルムのカメラの醍醐味でもあるので、利点でもある。
  2. 勿論、これを利点ともいえる場合があるが
  1. スマートフォンやタブレットなど、両面にカメラレンズがある端末で主に使われる言葉であり、どちらか片面だけの場合は単にWebカメラと呼ばれることが多い
  2. いわゆるレトロニム

外部リンク[編集]

カメラ(商品・サービス情報) - Canon

関連項目[編集]