ノート型パーソナルコンピュータ

ノート型パーソナルコンピューター(のーとかたぱーそなるこんぴゅーたー)は、持ち運んで使用することを前提として設計された、二つ折りで軽量のパーソナルコンピュータのことである。
概要[編集]
表示画面、入力装置、バッテリーなどがコンピュータ本体と一体化されている構造であり、通称ノートパソコン(のーとぱそこん)と呼ばれる。また、略称として「ノーパソ」とも呼ばれる。英語では、laptop computer と呼ばれる。
構造[編集]
ノートサイズの小さな本体に、表示画面(液晶ディスプレイ等)、入力装置(キーボード、マウスパットなど)、バッテリーなどがコンピュータ本体に一体化された、ユーザーが携帯・モバイルできることが可能となるように小さくし、さらに軽量にすることを前提として設計された、二つ折りで軽量のパーソナルコンピュータである。通称は、[1]ノートパソコン(のーとぱそこん)と呼ばれる。また、2つに折り畳んだときのサイズはA4サイズの紙より少し大きい程度、重量は3キロ[2]程度のものが一般的である。B5サイズ以下の大きさのノートパソコンはサブノートパソコンと呼ばれる。
昨今、デスクトップ型パーソナルコンピューターに劣らない性能まで向上したが、日常では性能が向上したスマートフォンで事足りる状況ともなったため、パソコン操作が不得手の若者も増加している。消費電力はエントリーモデルなどで約40W〜60Wほど、ハイエンド機では大型のもので190W以上のモデルもある。
かつては一部の機種にのみカメラが搭載されていたが、近年のノートパソコンは液晶画面の上部(ベゼル)に内蔵インカメラが付いている機種が多い[注 1]。2022年現在において、内蔵カメラの無いノートパソコンは一部を除いて皆無である。パソコンの内蔵インカメラでは、人間の顔を隠し撮りできる機能がある。ソフトウェアはパソコンの動画編集ソフトである。理由は、パソコンは、画面の角度の変更により、カメラ目線の位置がすぐわかるからである。なお、「カメラカバー」「プライバシーシャッター」と呼ばれるレンズを隠す機構をオプションで備え付けてある機種もある。
カメラが液晶の上部にあるため、ビデオ通話などの際に目線が自然になりやすい。ビデオ通話やビデオ会議に用いられるソフトウェアはSkypeやZOOM、Microsoft Teamsなどが用いられる。
MacbookなどにおいてはFaceTimeカメラと称されることもある。
歴史[編集]
現在のラップトップ型パソコンの原型となるものは日本の東芝で1980年代後半に開発。日本国内では「dynabook」のブランド名で販売。すぐさま、NEC、エプソンも追随した。開発当初はモノクロディスプレイだった。
1990年代前半に日本でDOS/V機が普及すると、compaqなど、海外メーカーが安値で進出した。
キーボードの対応表[編集]
詳細は「QWERTY配列」を参照
脚注[編集]
- ↑ DynabookのKシリーズなど、背面にもレンズを設けているノートパソコンも存在する