よみもの:新幹線の号数の解説
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みなさんは、新幹線ってご存知ですか?
…と言われても、「知らない」と答える人は日本人ではいないと思います。現代では当たり前に走っている世界トップクラスの高速鉄道、新幹線。
そんな新幹線に乗るときに、一度は気になったことがあるはず。
「号数がおかしくない?」
そう、特急列車などでは1号の後に3号、5号、7号…とやってきますが、新幹線では違います。
のぞみ1号の次は、のぞみ3号が来るわけではありません。
規則があるようには見えない。しかし規則はあります。今回はそんな新幹線の号数を説明します。
新型コロナウイルスの影響で一部新幹線は運休しています。ご注意ください。
また、2020年3月14日のダイヤ改正に対応しております。変わったところがたくさんありますので、ぜひ調べてみてください。
東海道・山陽・九州新幹線[編集]
のぞみ[編集]
日本一の新幹線といっても過言ではない、「のぞみ」号。ご存知の通り東海道新幹線内の最速達種別で、山陽新幹線内でもみずほには劣るものの最速達種別の座にあります。
2020年3月より、700系が東海道新幹線から引退したことに伴い、全列車がN700系で運転されています。 そんなのぞみ号には1~473号の番号が付与されています。
- 1~64号
- 新幹線の列車番号では最も若い部類です。のぞみ号の中でも一番の花型列車で、東京~博多間の定期のぞみにつけられます。
- のぞみ64号は連休最終日には、超混雑。例年GWの最終日ののぞみ64号は地獄の様相を呈します。これは、博多・新大阪方面からくる新幹線のうち、この電車が新横浜・品川・東京への最終列車だからなのですが、JRさんはもうすこし東京行きを増やしてはくれないのでしょうか。
- 繁忙期には真っ先に指定席が埋まる列車ですので、繁忙期にのる時は、この列車は選ばないようにしましょう。
- 70号・72号
- 早朝の名古屋発東京行。
- 70号は臨時列車、72号は定期列車です。
- この列車は、それなりに空いていますが、東海地方民以外は乗れないうえ、早朝便なので乗らない可能性が高いでしょう。
- 75号~79号
- 早朝・深夜便です。東京発着ではないのぞみ号です。
- 75号、77号が早朝の名古屋発博多行。79号は早朝の品川発博多行。76号、78号は、東京行きの最終列車が出た後の博多駅発名古屋行です。
- 全て定期列車です。
- 早朝・深夜便なのであまり関係ありません。
- 80号~118号
- 主に東京~広島間ののぞみ号。
- 全て定期列車で、繁忙期には1~64号と同じく取りにくい列車です。
- 早朝帯には姫路、岡山、西明石始発列車があったり、夜間には姫路、岡山終着列車も運転されていたりします。
- 130号~191号
- 東京~博多間の臨時ののぞみ号です。
- 一部の列車は岡山あるいは広島発着です。
- この列車は東海道新幹線区間では混雑しますが山陽新幹線区間は大分空きます。
- 200号~265号
- 東海道新幹線内で完結するのぞみ号です。
- 定期列車ですが、一部、休日は運休の列車があります。
- 270号~473号
- 東海道新幹線内で完結する臨時のぞみ号です。
- 東京~新大阪・京都間を利用する人はねらい目です。東京~名古屋間はそれなりに混んでいますが他ののぞみ号と比べると差は歴然です。
- まとめ
- 以上がのぞみ号です。
号数 | 区間 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|
1~64号 | 東京~博多 | 定期 | 混 | |
70・72号 | 名古屋→東京 | 臨時・定期 | ||
75~79号 | 名古屋・品川~博多 | 定期 | ||
80~118号 | 東京~広島 | 定期 | 混 | 一部岡山以外の発着列車があります。 |
130~191号 | 東京~博多 | 臨時 | やや混 | 一部岡山・広島発着の列車があります。 |
200~265号 | 東京~新大阪 | 定期 | やや混 | 一部休日運休の列車があります。 |
270~473号 | 東京~新大阪 | 臨時 | 空 |
ひかり[編集]
かつての夢の超特急「ひかり」号。かつては食堂車や2階建て新幹線と豪華な種別でしたが、今では東海道・山陽新幹線内のただの準速達型列車。
基本N700系16両で運転されますが、山陽新幹線内完結のひかり号の一部列車のみ「ひかりレールスター」700系8両編成、もしくは山陽・九州新幹線用のN700系8両で運転されます。
停車駅のパターンが糞ややこしいため覚えれたらすごいです。ただし、今回はざっくりとしか分けていないので覚えるのは楽かと思います。
ひかり号には500~669号の番号が与えられています。
- 500号~522号
- 東京~岡山間の定期ひかり。
- 停車パターンはたくさんありますがひかりの中ではまぁまぁ早い方です。
- 531号~535号
- 早朝の名古屋・新横浜から広島・博多へ行く定期ひかり号につけられる番号です。
- 531号は名古屋発博多行き、535号は名古屋発広島行き。
- 533号は新横浜発広島行きです。
- 590号~594号
- 山陽区間完結の定期ひかりです。
- 590号、591号、592号は早朝、594号は夜間の列車です。
- ひかり591号は新大阪発博多行き。
- ひかり590号は博多発岡山行き、592号は博多発新大阪行き。
- ひかり594号は博多発新大阪行きで、後続に抜かされない速達ひかりです。
- 595号~599号
- 山陽新幹線内の臨時列車に充てられる番号です。
- 630号~669号
- 東海道区間で完結する「ひかり」です。
- 630号、632号が名古屋始発、637号、639号が名古屋止まりです。他はすべて新大阪駅が始発・終着となります。
- 昼間帯の500番台「ひかり」は小田原か豊橋のどちらかに停車し、名古屋~東京間を「のぞみ」の退避をすることなく走るほぼのぞみ列車なので、のぞみの混雑を避けたい方はこちらに乗車するのも手かもしれません。
- まとめ
- 以上がひかり号です。
号数 | 区間 | 備考 | |
---|---|---|---|
500~522号 | 東京~岡山 | 定期 | |
531~535号 | 名古屋・新横浜→広島・博多 | 定期 | |
590号~594号 | 新大阪・岡山~博多 | 定期 | |
595号~599号 | -
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臨時 | 山陽新幹線内完結の臨時ひかり号に充てられます。 |
630号~669号 | 東京~名古屋・新大阪 | 臨時 |
こだま (東海道新幹線区間)[編集]
各駅停車型「こだま」号。こちらでは東海道新幹線区間について解説します。山陽新幹線区間のこだまダイヤを見たい方はこちらをご覧ください。
N700系16両で運転されます。
山陽新幹線に直通するこだま号はありません。
そんな東海道新幹線区間のこだま号にには700~826号の番号が与えられています。
- 700号~754号
- 東京~新大阪・名古屋間の定期こだま号です。
- 760号~768号
- 始発・終着が東京駅でない列車に割り振られている番号です。
- 800号~826号
- 浜松駅など静岡県内~東京を結ぶ定期こだまです。
- まとめ
- 以上がこだま号(東海道区間)です。
号数 | 区間 | 備考 | |
---|---|---|---|
700号~750号 | 東京~名古屋・新大阪 | 定期 | |
760号~768号 | -
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定期 | 始発・終着が東京ではないこだま号です。 |
590号~594号 | 新大阪・岡山~博多 | 定期 | |
800号~826号 | 浜松~東京 | 定期 | 一部静岡・三島発着便もあります。 |
こだま (山陽新幹線区間)[編集]
各駅停車型「こだま」号。こちらでは山陽新幹線区間について解説します。東海道新幹線区間のこだまダイヤを見たい方はこちらをご覧ください。
500系8両もしくは700系8両(こだまレールスター)、N700系8両又は16両で運転されます。
東海道新幹線に直通するこだま号はありません。
そんな山陽新幹線区間のこだま号にには700~826号の番号が与えられています。
- 830号~878号
- 新大阪~博多間のこだまです。
- まとめ
- 山陽新幹線区間のこだまはこれだけです。
号数 | 区間 | 備考 | |
---|---|---|---|
830号~878号 | 新大阪~博多 | 定期 |
みずほ[編集]
「みずほ」号。ご存知の通り山陽・九州新幹線内の最速達種別。
全列車がN700系8両編成で運転されます。
- 601号~615号
- 新大阪~鹿児島中央の定期みずほ号に割り当てられます。
- 616号~619号
- 新大阪~鹿児島中央・熊本間の臨時みずほ号に割り当てられます。
- まとめ
号数 | 区間 | 備考 | |
---|---|---|---|
600号~615号 | 新大阪~鹿児島中央 | 定期 | |
616~619号 | 新大阪~鹿児島中央・熊本 | 臨時 |
さくら[編集]
「さくら」号。ご存知の通り山陽・九州新幹線内の準速達種別。
- 541号~573号
- 新大阪~鹿児島中央間の定期「さくら」です。
- 全列車N700系8両で運転されます。
- 581号~588号
- 新大阪~鹿児島中央間の臨時「さくら」です。
- 全列車N700系8両で運転されます。
- 405号・410号
- 早朝深夜運転の広島~鹿児島中央間の「さくら」。
- 全列車N700系8両で運転されます。
- 400号~417号
- 九州新幹線区間のみ運転で、鹿児島中央始発・終着の「さくら」です。
- ただし一部列車の始発・終着は新下関駅です。
- まとめ
号数 | 区間 | 備考 | |
---|---|---|---|
541号~573号 | 新大阪~鹿児島中央 | 定期 | |
581号~588号 | 新大阪~鹿児島中央・熊本 | 臨時 | |
405号・410号 | 広島~鹿児島中央 | 定期 | |
401号~416号 | -
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定期 | 九州新幹線内のみ(新下関発着便を除く) |
つばめ[編集]
「つばめ」とは、九州新幹線内の各駅停車型タイプ。基本800系8両で運転される。
- 300号~353号
- 九州新幹線完結するものがほとんど。一部は小倉まで直通する。
- まとめ
- これはまとめなのか?
号数 | 区間 | 備考 | |
---|---|---|---|
301号~353号 | 博多~鹿児島中央 | 定期 |
東北・北海道・秋田・山形新幹線[編集]
この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!
上越新幹線[編集]
上越新幹線の種別は少し特殊で、停車駅パターンではなく、新潟駅を発着するかで区別されています。列車名「とき」の由来を考えれば納得でしょう。
とき[編集]
基本的に東京と新潟を結ぶ種別です。
- 300号~351号
- 東京~新潟間の定期列車です。東京駅を発着する順に番号が振られているので、東海道新幹線のように一見めちゃくちゃな順序で来ることはありません。
- しかし、途中の停車駅は大宮駅以外バラバラです。利用の際は時刻表などで事前に確認するのが無難でしょう。
参考:下り「とき」の停車駅(一部) 2021年3月13日改正 列車名 東京 上野 大宮 熊谷 本庄早稲田 高崎 上毛高原 越後湯沢 浦佐 長岡 燕三条 新潟 とき307号 ● ● ● ● → ● → ● → ● ● ● とき309号 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● とき311号 ● → ● → → → → → → → → ● Maxとき313号 ● ● ● ● → ● → ● → ● → ● とき315号 ● ● ● → → ● ● ● ● ● ● ● とき317号 ● ● ● ● → ● → → → ● ● ●
- この中では、一応とき315号が最も一般的な停車パターンのようです。ちなみに、とき309号は途中で後続とき311号に抜かされます。
- 上りも似たり寄ったりのバラバラ加減です。
- 480・481号
- 越後湯沢~新潟間の定期列車です。早朝に新潟行き とき481号が、深夜に越後湯沢行き とき480号が運転されます。
- 491号
- 平日の早朝に長岡から新潟へ向かう列車です。
たにがわ[編集]
東京と高崎・越後湯沢を結ぶ種別です。冬季にガーラ湯沢へ行くのもたにがわ号です。
- 400号~417号
- 東京から越後湯沢まで全ての駅に止まる列車です。
- 470号~477号
- 東京から高崎まで基本的に全ての駅に止まる列車です。ただし、たにがわ474号は本庄早稲田を通過します。また、たにがわ473号は上野始発です。
北陸新幹線[編集]
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かがやき[編集]
- 500号〜519号
- 定期のかがやき号です。
- 520号〜549号
- 非定期のかがやき号です。
はくたか[編集]
- 550号〜579号
- 定期のはくたか号です。
- 580号〜589号
- 非定期のはくたか号で、途中止まり/途中始発のものです
- 590号〜599号
- 定期のはくたか号で、途中止まり/途中始発のものです。
- 600号〜639号
- 定期のあさまを延長したはくたか号です。
- 640号〜699号
- 非定期のあさまを延長したはくたか号です。
あさま[編集]
- 600号〜639号
- 定期のあさま号です。
- 640号〜699号
- 非定期のあさま号です。
最後に[編集]
以上です。正直「のぞみ」さえ覚えていればいいと思います。というかここまで読んでる人ってよっぽどの物好きか鉄道ファンでしょ。
ではさよならー
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