びっくりガード

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東口側より見たびっくりガード

びっくりガードは西池袋通りと山手線埼京線湘南新宿ライン西武池袋線との交差部にある架道橋である。正式名称は「都道池袋架道橋」である。

概要[編集]

東口側(南池袋・明治通り)と西口側(西池袋・要町通り)とを結ぶ地下道である。車道と歩道とがある。池袋駅の駅構内通路を除けば、東西を結ぶ連絡通路は北側のウィロードか、南側にある「びっくりガード」の2ヶ所だけである。

壁面の銘板によれば「当初は山手線の下を通るガードであった。西武池袋線は道路と鉄道の平面交差であった。当時のガードは線路下を掘り下げて通したため、ガードの天井が低く、頭上を通る列車の轟音と振動で、人も荷馬車の馬もビックリ仰天し、こどもは耳をふさいで逃げ出していた。これがビックリガードの名のおこり」とされる。全面開通したのは1963年10月。東武線は南側にはないので、びっくりガードには線路がない。2019年4月、びっくりガード近くに「空中歩道:上空デッキ」ができた。

歴史[編集]

  • 1885年(明治18年)、日本鉄道 品川-赤羽(品川線) 開通
  • 1903年(明治36年)、山手線 池袋-田端 開通、池袋駅開業
  • 1904年(明治37年)11月、新宿‐池袋間 複線化
  • 1924年(大正13年)9月、新大久保-巣鴨間、複々線化
  • 1962年(昭和37年)3月、架道橋が完成した
  • 1963年(昭和38年)3月、全面開通

基本事項[編集]

  • 所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1丁目15
  • 全面開通:1963年10月(銘板による)
  • 位置:東京都豊島区南池袋一 (~西池袋二丁目)
  • 線路の数:9線
  • 内側の橋台:1962年(昭和37年)3月、 工期:1年3ヶ月

いろはかるた[編集]

原画は矢島勝昭、壁画制作はすいどーばた美術学院。2006年に完成式典が行われた。式典には高野之夫豊島区長(当時)、小池百合子環境大臣(当時)等も参列した。JR 山手線擁壁と西武池袋線擁壁の落書きを消去し、再発防止を考慮した環境美化対策と共に郷土の歴史や文化を伝えるねらいで「郷土いろはかるた」を描いた[1]

心霊スポット[編集]

見通しが悪いために事故が多く、幽霊の目撃証言もあるという[2][3]。心霊スポットと知られる「四面塔」が付近にある。

関連項目[編集]

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  1. ガードの落書きが色鮮やかな「郷土いろはかるた」に生まれ変わる2006年5月28日
  2. 東西をつなぐ漆黒の地下道「びっくりガード」Exciteニュース,2019年12月29日
  3. [https://www.gentosha.jp/article/12808/ 池袋の交通事故多発地域で囁かれる噂とは 長江俊和]幻冬社,2019年4月26日