角筈ガード

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角筈ガード(つのはずがーど)は新宿駅の東口と西口を結ぶ歩行者専用の通路である。山手線JR中央本線などのJR線を潜る地下道となっている。角筈は西新宿の旧町名であり、新宿区の「角筈区民センター」「角筈図書館」「新宿区役所 角筈特別出張所」などにも名残りがある。

概要[編集]

1927年(昭和2年)に角筈ガードは完成し、直近では2009年12月に改築工事を行っている。薄暗かった通路を改装し、壁面に青梅街道の宿場町の地図が描かれた。これは角筈ガードが旧青梅街道の位置にあたることに由来する。

出入口[編集]

西側出入口は新宿西口思い出横丁に面しており[1]、通路沿いにはTシャツ屋や質屋・金券屋、ペットショップなども並ぶ、雑多でレトロな雰囲気が残っている。

東側出入口は、新宿駅東口駅前広場やアルタ前に面している。戦後まもなくは、東側入り口付近に白装束の傷痍軍人が集まりアコーディオン、バイオリンや大正琴を奏でていた[2][3]。角筈ガードに近い新宿駅東口付近には関東尾津組が戦後初の闇市を開き、終戦の翌日から闇市ができた。毎日新聞に「光は新宿街マーケットより」の広告を出した。

角筈ガードの位置[編集]

角筈ガードは新宿大ガードより新宿駅に近いため、地上で東西を行き来する近道としても使われている。しかし、駅構内にある新宿駅東西自由通路より駅に遠い。

同様のガード[編集]

山手線・中央線のガードとして、池袋駅に同様の通路「ウイ・ロード」がある。港区高輪の北側に、JR山手線や京浜東北線、東海道本線などの線路を東西方向にくぐる「高輪橋架道橋下区道」がある。

関連項目[編集]

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