雑司が谷隧道

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ウイ・ロード(西口側・2021年)

雑司が谷隧道(ぞうしがやずいどう)は、池袋駅の北側にあり、線路の東側と西側を結ぶ公共地下通路である。ガード下の歩行者トンネルであり、通称は「WE ROAD:ウイロード」(ウイ・ロード)。鉄道橋名称は「雑司ヶ谷ガード」である。年間1000万人が利用する。

概要[編集]

山手線の環状運行に合わせ1925年(大正14年)に建設された。1986年(昭和61年)に改修され、その改修時に「ウイロード」の愛称がついた[1]。池袋駅を東西に結ぶ半地下通路で、西口から東口から抜けるときは北口を出てすぐ、東口からの場合はビックカメラヤマダ本店前の交差点を西へ向かってすすむと見える地下通路である。旧名は「雑司ヶ谷道」と言われていた。大正期の地図では雑司ヶ谷道は跨線橋で線路を渡るように描かれていたが、1925年(大正14年)からガードで線路をくぐる現在の形になった。

改装[編集]

豊島区は女性が安心して通れるデザインを目指す再生プロジェクトを2018年(平成30年)6月に発表する。基本コンセプトは「明るい・きれい・女性に安心・快適性」で、デザインは「色」に立脚した表現活動をしている美術作家の植田志保が担当した。雨漏り対策として天井パネルを設置し、排水溝に臭気対策の微生物を散布する。監視カメラ4台を地下通路内に増設し、カメラ稼働についての明示も実施した[2]

東口側は父親、西口側は母親をイメージした[3]

鉄道[編集]

地下道上部の鉄道は、東武東上本線と、東日本旅客鉄道(JR東日本)の山手線・埼京線・湘南新宿ラインが通行する。

基本事項[編集]

  • 住所:豊島区南池袋1-28-2
  • 最寄り駅:池袋駅 徒歩4分
  • 長さ:77メートル[4]
  • 幅:3.6メートル、
  • 高さ:2.1メートル

同様のガード[編集]

山手線・中央線のガードとして、角筈ガードがある。港区高輪の北側に、JR山手線や京浜東北線、東海道本線などの線路を東西方向にくぐる「高輪橋架道橋下区道」がある。

関連項目[編集]

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