つかこうへい

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つか こうへい1948年4月24日 - 2010年7月10日)は、日本劇作家演出家小説家

プロフィール[編集]

概要[編集]

本名は金原 峰雄(かねはら みねお)。韓国名は金 峰雄(キム・ボンウン、김봉웅)。

嘉穂町立大隈小学校、嘉穂町立大隈中学校、福岡県立山田高等学校を経て、慶應義塾大学文学部哲学科中退。

主な代表作は『熱海殺人事件』、『蒲田行進曲』、『二代目はクリスチャン』、『幕末純情伝』など。

作品[編集]

主な戯曲・脚本[編集]

  • 郵便屋さんちょっと
  • 戦争で死ねなかったお父さんのために
  • 初級革命講座 飛龍伝
  • 熱海殺人事件
(映画化 1986年 監督:高橋和男)
  • 出発
  • 松ヶ浦ゴドー戒
  • ストリッパー物語 (改題:ヒモのはなし)
  • ロックオペラ サロメ (1978年 演出)
  • いつも心に太陽を (改題:ロマンス)
(ドラマ化「ロマンス」 1999年 よみうりテレビ)
  • 広島に原爆を落とす日
  • 弟よ!
(ドラマ化 1990年 NTV 監督:森崎東)
(映画化 1982年 監督:深作欣二、ドラマ化 1983年 TBS)
  • 寝盗られ宗介
(ドラマ化「嫁ぐ日'84」 1984年 NHK、映画化 1992年 監督:若松孝二
  • つか版・忠臣蔵
(ドラマ化 1982年 テレビ東京)
  • 青春かけおち篇
(ドラマ化「かけおち'83」 1983年 NHK、映画化 1987年 監督:松原信吾[1]
(映画化 1985年 監督:井筒和幸
(映画化 1987年 監督:舛田利雄
  • 銀ちゃんが逝く
(ドラマ化「続・蒲田行進曲 銀ちゃんが行く」 1991年 TBS)
(映画化 1991年 監督:薬師寺光幸)
(映画化 1993年 監督:工藤栄一

主な楽曲[編集]

CM[編集]

「証言シリーズ」の第1弾(1989年)に、つか本人が出演。「この広告に出た以上、死ぬまでキリンラガービール以外は飲みません」とのコメントを出した。

著書[編集]

戯曲・シナリオ・小説・短編集・エッセイ・作品集[編集]

  • 『熱海殺人事件』新潮社 1975 のち角川文庫、白水社 (郵便屋さんちょっと,初級革命講座飛龍伝,熱海殺人事件,出発)
    • 『小説熱海殺人事件』角川文庫 1976
    • 『シナリオ熱海殺人事件』角川文庫 1986
    • 『熱海殺人事件 ザ・ロンゲスト・スプリング 決定版』白水社 1992
    • 『熱海殺人事件売春捜査官』メディアファクトリー 1996
  • 『戦争で死ねなかったお父さんのために』新潮社 1976 のち角川文庫(巷談松ケ浦ゴドー戒,生涯)
    • 『戦争で死ねなかったお父さんのために』新潮文庫 1979 (郵便屋さんちょっと.初級革命講座 飛龍伝.熱海殺人事件.出発)
  • 小説『初級革命講座飛龍伝』角川文庫 1977
    • 『飛龍伝'90 殺戮の秋』白水社 1990
    • 『飛龍伝 ある機動隊員の愛の記録 決定版』白水社 1992
    • 小説『飛龍伝 神林美智子の生涯』集英社 1997 のち文庫
  • 小説『弁護士バイロン』角川書店 1977 のち文庫
  • 『あえてブス殺しの汚名をきて』角川書店 1977 のち文庫
  • 『ジャイアンツは負けない』角川文庫 1979
  • 『いつも心に太陽を』角川書店 1979 のち文庫 (ロマンス.惜別.弟よ!.見合い写真.かけおち.ポックリ・ソング.ヒモのはなし.断絶)
  • 『傷つくことだけ上手になって』角川書店 1981
  • 『蒲田行進曲』角川書店 1981 のち文庫、光文社文庫
    • 『戯曲蒲田行進曲』角川書店 1982
    • 『シナリオ蒲田行進曲』角川文庫 1982
    • 『銀ちゃんが、ゆく 蒲田行進曲完結篇』角川書店 1987 のち文庫
  • 『つかこうへいによるつかこうへいの世界』白水社 1981 のち角川文庫
  • 『つかへい犯科帳』山藤章二絵 角川書店 1982 のち文庫
  • 『つかへい腹黒日記』角川書店 1982 のち文庫
    • 『つかへい腹黒日記 part 2』角川書店 1983 のち文庫
    • 『つかへい腹黒日記 part 3』角川文庫 1989
  • 『定本ヒモのはなし(出発)』角川書店 1982
  • 『寝盗られ宗介』角川書店 1982 のち文庫、光文社文庫
    • 『寝盗られ宗介'96・ロマンス'97』三一書房 1997
  • 『つか版・忠臣蔵』角川書店 1982 のち文庫
  • 『青春かけおち篇』角川書店 1983 のち文庫
    • 『シナリオ青春かけおち篇』角川文庫 1986
  • 『この愛の物語』角川ノベルズ 1983 のち文庫
  • 『つか版・女大学』角川書店 1984 のち文庫
  • 『ストリッパー物語』角川書店 1984 のち文庫
  • 『ハゲ・デブ殺人事件』角川書店 1984 のち文庫
  • 『嫁ぐ日'84』日本放送出版協会 1984
  • 『つか版・男の冠婚葬祭入門』角川書店 1985 のち文庫
  • 『二代目はクリスチャン』角川文庫 1985
    • 『シナリオ二代目はクリスチャン』角川文庫 1985
  • 『井戸のある街 第1話』角川書店 1985 のち文庫
    • 『井戸のある街 第2話』角川書店 1988 のち文庫
    • 『井戸のある街 第3話』角川書店 1989
  • 『国ゆたかにして義を忘れ』井上ひさし共著 角川書店 1985
  • 『広島に原爆を落とす日』角川書店 1986 のち文庫、光文社文庫
  • 長島茂雄殺人事件 ジンギスカンの謎』角川ノベルズ 1986 のち文庫
  • 『スター誕生』角川書店 1986 のち文庫
  • 『青春父さんの恋物語』角川書店 1986 のち文庫、「ロマンス」光文社文庫
  • 『かまっておんど』朝倉摂絵 扶桑社 1987
  • 『こころくんこころさん』同 扶桑社 1987
  • 『つかこうへい戯曲シナリオ作品集』全4巻 白水社 1987-96
  • 『弟よ!』角川書店 1987 のち文庫
  • 『ふしぎなクリスマスケーキ』朝倉摂絵 扶桑社 1987
  • 『菜の花郵便局 大人と子供のための童話』岩波書店 1988 のち角川文庫
  • 『幕末純情伝 竜馬を斬った女』角川書店 1988 のち文庫、光文社文庫
    • 『戯曲幕末純情伝』白水社 1989
    • 『幕末純情伝』画:小林薫 角川書店 1991 のち双葉文庫
    • 『戯曲 新・幕末純情伝』演劇ぶっく社 1999
  • 『愛人刑事』角川ノベルズ 1989 のち文庫
  • 『現代文学の無視できない10人 インタビュー』集英社文庫 1989
  • 『つかこうへい劇場(1)青春』画:八潮路つとむ 集英社 1990
  • 『娘に語る祖国』光文社(カッパ・ホームス) 1990 のち文庫
    • 『娘に語る祖国 「満州駅伝」-従軍慰安婦編』光文社 1997
  • 『竜馬伝 野望篇』角川書店 1991 のち文庫
    • 『竜馬伝 青春篇』角川書店 1991 のち文庫
    • 『竜馬伝 決死篇』角川書店 1993 のち文庫
  • 邪馬台国の謎 演劇入門』白水社 1991
  • 『リング・リング・リング 女子プロレスリング純情物語』(戯曲)白水社 1991
    • 『リング・リング・リング 女子プロレスリング純情物語』(小説)角川書店 1993 のち文庫
    • 『リング・リング・リング 涙のチャンピオンベルト フォト・シナリオ』長与千種 白水社 1993
  • 『明日、恋する貴方に』光文社 1992 のち文庫
  • つかこうへい傑作選』全7巻 メディアファクトリー 1994-96
  • 『銀幕の果てに』集英社 1994 のち文庫
  • 『女優になるための36章』主婦と生活社 1995 「あなたも女優になろう」光文社文庫
  • 『人は幸せになるために生まれてきたのです』光文社 1996
  • 『薔薇ホテル』角川書店 1996
  • 『あるキャッチボール屋さんの悲劇 井戸のある街その後』角川文庫 1996
  • 『高校生のための実践演劇講座』全3巻(監修)第3巻は著 白水社 1997
  • 『つかこうへい'98戯曲集』三一書房 1998 (寝盗られ宗介、モンテカルロ・イリュージョン、売春捜査官、サイコパスー木村伝兵衛の自殺、ロマンス、銀ちゃんが逝く)
  • 『つかこうへいの新世界 htwi:art visual「ヒッティ」』メディアート出版 2005
  • 『つか版誰がために鐘は鳴る』主婦と生活社 2006

脚注[編集]

  1. 二作ともヒロインは大竹しのぶが演じた。

外部リンク[編集]