核拡散防止条約

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核拡散防止条約(かくかくさんぼうしじょうやく)とは、核兵器の保有国をアメリカロシアイギリスフランス中国に限定して、核軍縮のための誠実交渉を義務付け、それ以外の国の核兵器保有を禁じた条約のことである。略称はNPT1970年3月5日にアメリカと当時のソ連を中心とした交渉の末、多国間条約として発効され、191カ国、並びにその地域が加盟している。また、1995年の条約無期限延長の際に、この条約の運用を点検するため、核拡散防止条約再検討会議NPT会議)が5年ごとに開催されることになっている。事実上の核兵器保有国であるイスラエルインドパキスタン2020年3月時点で未加盟である。また、北朝鮮2003年に脱退を宣言している。

日本は1970年2月3日に調印。核軍縮と拡散防止、原子力の平和利用を柱として掲げている。

関連項目[編集]