JR東日本E233系電車1000番台サイ177編成

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サイ177編成
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所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
形式E233系
廃車/改造年廃車:2018年
主な走行路線京浜東北線根岸線
所属車両
センター
浦和電車区(さいたま車両センター)[1]
両数10両固定編成
電源方式直流
塗装青24号
編成結成年2009年
備考E233系初の廃車編成。

JR東日本E233系電車1000番台サイ177編成は、かつて京浜東北線系統で運用されていたE233系の編成の1つ。2014年に脱線事故を起こし、2018年までに全車廃車され、保存された2両を除く8両は解体された。

概要[編集]

老朽化の進む209系の代替としてE233系が京浜東北線に投入されていたが、その77編成目として2009年10月に落成した。

しかし、2014年2月23日、川崎駅構内で工事用車両と衝突、1、2号車が転覆した。これにより損傷が激しく、かつ台枠が歪んでしまったクハE233-1077およびサハE233-1277は2016年12月に廃車された。この2両は事故現場からトレーラーで川崎市営埠頭へ陸送され、しばらくの留置の後に福島県白河市にあるJR東日本総合研修センター内の事故の歴史展示館に収容された。

残る8両については、DE10の牽引により東京総合車両センターに収容されたが、復旧はなされることなく、2018年4月をもって廃車となり、そのまま東京総合車両センター内にて解体された。なお、上野東京ラインの開業により京浜東北線が減便され所要編成数が減っていたため、この廃車に伴う代替編成の新造は行われなかった。

この結果、京浜東北線の編成数は1本減の82編成820両となり、本編成はE233系初の除籍廃車となってしまった。(除籍廃車は書類上の廃車のことで、除籍を伴わない車両の解体/代替新造としては、0番台のトタ青661編成の前例がある。)

関連項目[編集]

注釈[編集]

  1. さいたま車両センターが誕生したのは2015年3月のことなので、この編成は宮ウラ所属時代しか営業運転についておらず、実質的な最終配置は浦和電車区である。