龍谷院 (城里町)
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龍谷院(りゅうこくいん)とは、茨城県東茨城郡城里町下阿野沢1509に存在する寺院である。宗派は曹洞宗。山号は瑞雲山。
概要[編集]
旧桂村の北西部、寺山と呼ばれる丘陵の中腹にある寺院で、前庭からは那珂川沿岸の田園地帯を眺望することができる。
室町時代中期の長禄3年(1459年)、大山城主・大山義成が支援して、秀峰宗岱禅師により開基されたといわれる。江戸時代には10石の寺領を与えられ、さらに水戸藩からそれとは別に10石4斗を与えられて寺運は隆盛した。末寺を36寺も持ち、現在でも7つの末寺を持つ大寺院である。
本尊には明応8年(1499年)鎌倉の仏師・秀眼法林が刻んだ釈迦牟尼仏があり、観音堂にある千手観音像は寺の建立に尽力した大山義成の守護仏といわれ、安産や虫切りに御利益があるとして近隣の信仰を現在まで集めている。