麦茶
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麦茶(むぎちゃ)は、大麦を玄麦のまま炒ったものを煮出した日本の飲み物。
概要[編集]
カフェインがほとんど含まれず、利尿作用も小さいので、年少者でも飲用に制限がない。また、体を冷やす作用があるため、夏の飲用に適する。日本では遅くとも江戸時代から飲まれ、当時は「麦湯」と言われた。
出し方は3種類ある[編集]
- 「煮出し」:お湯で沸かして煮出す
- 「お湯出し」:沸騰させたお湯に入れて出す
- 「水出し」:水(浄水、ミネラルウォーター)に入れて出す
原料[編集]
「六条大麦」、「二条大麦」、「ハト麦」の3種類が用いられる。
名称について[編集]
「茶」と名乗っているが、チャノキの葉は含まれない。かつては麦湯とも言った。
その他[編集]
シンガポールのバーリーウォーターも大麦を使用するので、麦茶と呼ばれるが、その製法が異なる。また日本の植民地であった台湾や韓国にも麦茶の先祖にあたる麦湯が日本から伝わり麦茶と呼ばれている。台湾のものは砂糖入りで味が異なる、韓国のものは大麦の苦みを抑えるためにトウモロコシを加えるなど、独自の進化を遂げている。