鶴舞藩
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鶴舞藩(つるまいはん)は、明治時代初期のわずかな期間だけ上総国に存在した藩である。藩主家は譜代大名の井上氏(6万石)。藩庁は鶴舞陣屋。現在の千葉県市原市に存在した。
概要[編集]
明治元年(1868年)10月、遠江国浜松藩主・井上正直が明治政府の命令で上総国鶴舞に入り、鶴舞藩を立藩した。所領は上総国市原郡・埴生郡・長柄郡・山辺郡などにあった。
明治2年(1869年)6月、版籍奉還により正直は藩知事となる。明治4年(1871年)の廃藩置県により、鶴舞藩は消滅した。
歴代藩主[編集]
- 井上家
廃藩時点の領地[編集]
- 上総国
- 市原郡のうち - 120村(旧幕府領1村、旗本領16村、久留里藩領15村、高岡藩領7村、佐貫藩領3村、鶴牧藩領1村、館山藩領1村、安房上総知県事領84村、内訳は旧幕府領7村、旗本領68村、与力給地1村、請西藩領8村、鶴牧藩領7村、岩槻藩領5村、佐貫藩領1村、西大平藩領1村)
- 埴生郡のうち - 48村(旧旗本領5村、久留里藩領1村、鶴牧藩領1村、高岡藩領1村、安房上総知県事領44村、内訳は旧幕府領1村、旗本領44村)
- 長柄郡のうち - 45村(旧幕府領2村、旗本領6村、与力給地1村、鶴牧藩領1村、安房上総知県事領40村、内訳は旧幕府領2村、旗本領39村、与力給地1村、一宮藩領2村、生実藩領1村、吉井藩領1村)