鶴美舞夕
鶴美 舞夕(つるみ まゆう、1月14日生)は、元宝塚歌劇団星組の男役。
愛知県津島市、愛知淑徳高等学校出身。身長168cm、血液型AB型。愛称は「どい」「まゆう」「お父さん」。
キレのよいダンス、しなやかで優美な身のこなしを身上とする。上品さを備えた男役である。
特技はバトンで、2004年10月の宝塚大運動会における星組入場時のパフォーマンスでは、その技術を披露した。
略歴[編集]
1999年、宝塚音楽学校入学。同期には日向燦、初姫さあや、龍真咲(元月組トップスター)、萌花ゆりあ、晴華みどり、沙央くらま、音花ゆり、夢乃聖夏、和音美桜、咲花杏、八雲美佳、早霧せいな(元雪組トップスター)、華凜もゆるらがいる。
2001年、第87期生として宝塚歌劇団入団。入団時の成績は42人中4番[1]。宙組公演「ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」にて初舞台。同年5月15日[1]、星組に配属。
2004年10月の宝塚大運動会における星組入場時のパフォーマンスでは、特技のバトンを披露した。
2010年、彩海早矢の退団を受け、TAKARAZUKA SKY STAGEのスカイレポーターに就任する。
同年の『ロミオとジュリエット』の舞踏会シーン、翌年の『ノバ・ボサ・ノバ-盗まれたカルナバル-』でバトントワリングを披露する。
2013年、『ロミオとジュリエット』の再演で、愛役を礼真琴とダブルキャストで務める。
2015年5月10日、『黒豹の如く』/『Dear Diamond!! - 101カラットの永遠の輝き -』の東京公演千秋楽で宝塚歌劇団を退団する。
2016年、梅花中学高等学校で舞台芸術コースの先生として就任。
主な出演[編集]
舞台[編集]
宝塚歌劇団所属時代[編集]
- 2001年
- 4月宙組『ベルサイユのばら2001-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』にて初舞台。
- 5月星組に配属。
- 8月~10月『ベルサイユのばら2001-オスカルとアンドレ編-』市民役ほか(新人公演:衛兵隊兵士の役)
- 11月~12月『花の業平/サザンクロス・レビューII』従者役ほか(新人公演:豊邦役=本役:祐穂さとる)
- 2002年
- 4月~5月、6月~8月『プラハの春/LUCKY STAR』Wトリオほか(新人公演:ルドルフ役=本役:涼紫央)
- 9月~10月『蝶恋(ディエ・リエン)/サザンクロス・レビュー・イン・チャイナ』(中国公演)
- 11月~12月、2003年2月~3月『ガラスの風景/バビロン』マンドリン弾き・古代の獣役ほか(新人公演:ロベルト役=本役:柚希礼音)
- 2003年
- 1月『恋天狗/おーい春風さん』(バウホール)
- 5月『雨に唄えば』(日生劇場)カメラマン役ほか
- 7月~11月『王家に捧ぐ歌』エジプト兵士の役(新人公演:サウフェ役=本役:涼紫央)
- 12月『巌流』(バウホール・日本青年館)一蔵役
- 2004年
- 2月~3月、5月~6月『1914/愛/タカラヅカ絢爛』(新人公演:ハイム・スーチン役=本役:涼紫央)
- 7月~8月『花のいそぎ』(バウホール・日本青年館)佐伯安道役
- 10月~12月『花舞う長安/ロマンチカ宝塚'04』(新人公演:李亀年役=麻尋しゅん)
- 2005年
- 2月~3月『それでも船は行く』(バウホール)事務長役ほか
- 5月~8月『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!!』伊佐次の幼少時代ほか(新人公演:佐藤役=本役:にしき愛)
- 6月6日『ゴールデン・ステップス-1975〜2005-』
- 9月~10月『ベルサイユのばら/ソウル・オブ・シバ!!』(全国ツアー)士官役・ロケットガールSほか
- 11月『ベルサイユのばら/ソウル・オブ・シバ!!』(韓国公演)
- 2006年
- 1月~4月『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』ニコラス役ほか(新人公演:プロバンス伯爵役=本役:紫蘭ますみ)
- 4月~5月『Across』(ドラマシティ・サンシャイン劇場)
- 6月『コパカバーナ』(梅田芸術劇場)
- 8月~11月『愛するには短すぎる/ネオダンディズム!』(新人公演:ブランドン・オサリバン役/ジェラルド・ウォーバスク役=本役:未沙のえる)
- 2007年
- 1月『ハロー! ダンシング』(バウホール)
- 3月~7月『さくら/シークレット・ハンター』神父役(新人公演:ジョエル・ロビュション=本役:立樹遥)
- 7月『宝塚巴里祭2007』(パレスホテル・ホテル阪急インターナショナル)
- 9月『Kean(キーン)』(日生劇場)ベン役
- 11月~2008年2月『エル・アルコン-鷹-/レビューオルキス』パトリック役(新人公演:ジェラード・ペルー=本役:立樹遥)
- 2008年
- 4月~5月『アンナ・カレーニナ』(バウホール)スティーバ役
- 6月~10月『THE SCARLET PIMPERNEL』クーポー役
- 11月『ブエノスアイレスの風』(日本青年館・バウホール)バーテン役
- 2009年
- 2月~4月『My dear New Orleans/ア ビヤント』ラジオ局のディレクター役
- 6月~9月『太王四神記 Ver.II―新たなる王の旅立ち―』イルス役
- 10月~11月『再会/ソウル・オブ・シバ!!』(全国ツアー)モントロン役
- 2010年
- 1月~3月『ハプスブルクの宝剣/BOLERO-ある愛-』ラビ・ダウィド役/バルテンシュタイン役
- 4月~5月『激情-ホセとカルメン-/BOLERO-ある愛-』(全国ツアー)ロベルト役
- 7月~8月『ロミオとジュリエット』(梅田芸術劇場・博多座)
- 10月~12月『宝塚花の踊り絵巻-秋の踊り-/愛と青春の旅だち』ミック役
- 2011年
- 2月『愛するには短すぎる/ル・ポァゾン 愛の媚薬II』(中日劇場)マクニール・オコーナー役
- 4月~7月『ノバ・ボサ・ノバ-盗まれたカルナバル-/めぐり会いは再び-My only shinin' star-』ピエロ役/グルー役
- 8月・9月『ノバ・ボサ・ノバ-盗まれたカルナバル-/めぐり会いは再び-My only shinin' star-』(博多座・中日劇場)ピエロ役/グルー役
- 11~2012年2月『オーシャンズ11』 イエン(軽業師)役
- 2012年
- 3月~4月 柚希礼音スペシャルライブ『REON!!』(シアタードラマシティ・日本青年館)
- 5月~8月『ダンサ セレナータ』ニコラウ役/『Celebrity -セレブリティ-』
- 9月『琥珀色の雨にぬれて』ミッシェル・ドゥ・プレール伯爵役/ 『Celebrity -セレブリティ-』(全国ツアー)
- 11月~2013年2月『宝塚ジャポニズム〜序破急〜』/『めぐり会いは再び 2nd 〜Star Bride〜』グルー/『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』
- 2013年
- 3月~4月『宝塚ジャポニズム 〜序破急〜』/『怪盗楚留香(そりゅうこう)外伝-花盗人(はなぬすびと)-』左軽候(さけいこう)役/『Étoile de TAKARAZUKA(エトワール ド タカラヅカ)』(中日劇場・台湾公演)
- 5月~8月『ロミオとジュリエット』愛役[注 1]
- 9月~10月 柚希礼音スペシャルライブ『REON!!Ⅱ』(東京国際フォーラム・博多座)
- 2014年
- 1月~3月『眠らない男・ナポレオン -愛と栄光の涯に-』ベルティエ役
- 5月~6月『かもめ』(バウホール)ドールン役
- 7月~10月『The Lost Glory -美しき幻影-』ウィル・スミス役/『パッショネイト宝塚!』
- 11月 『REON in BUDOKAN〜LEGEND〜』(日本武道館)
- 12月 『アルカサル〜王城〜』(バウホール)アラゴン王役
- 2015年
- 2月~5月『黒豹の如く』ベルドラン役/セブンシーズ 役(2役)/『Dear DIAMOND!! - 101カラットの永遠の輝き -』 *退団公演
宝塚歌劇団退団後[編集]
- 2015年
- 2016年
2018年11月 神崎順ディナーショー
神崎順レビュー Fabulous Revue Boys公演複数回出演
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ a b 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日、113ページ。ISBN 9784484146010
- ↑ “元宝塚トップ柚希礼音、来年3月に退団後初のソロ公演”. ORICON STYLE (2015年11月22日). 2015年11月24日確認。