高島光郎
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高島 光郎(たかしま みつお、1933年 - )は、経済学史家。
経済学者の高島善哉の子[1][2]。岐阜県出身[3]。東京都立西高等学校卒業。1955年東京大学経済学部卒業[4]。学部では横山正彦のゼミに所属[5]。東京大学大学院では山田盛太郎[6]および横山正彦のゼミに所属[5]。横浜国立大学経済学部助手[2]、助教授[7][8]、教授を務めた[9]。経済学部で38年間にわたり「経済学史」を講じ、1965年に越村信三郎と長洲一二から「経済学史」の講義を引き継いだ。1997年定年退職[10]。
日本におけるJ・S・ミルの先駆的研究者であり、ミルとマルクスを対比して研究した。論文に「ジョン・ステュアート・ミルにおける論理学と経済学(上・下)」(『商学論集』第32巻第1号・第32巻第2号、1963年6月・9月)、「J・S・ミルとアイルランド問題」(経済学史学会編『『資本論』の成立』岩波書店、1967年)、「J.S・ミルと土地所有――マカロックとの対比において」(『思想』第594号、1973年12月)、「J・S・ミルと土地保有改革教会――その綱領の成立過程を中心にして」(金子ハルオ、鶴田満彦、小野英祐、二瓶剛男編『経済学における理論・歴史・政策――横山正彦先生還暦記念』有斐閣、1978年)などがある[10]。
出典[編集]
- ↑ 伊坂市助「『国富論』刊行二〇〇周年と学会」、高島善哉、水田洋、和田重司、田中正司、星野彰男、伊坂市助『アダム・スミスと現代』同文館出版、1977年
- ↑ a b 内田弘「晴耕雨読の暮らしが待っている――定年退職を迎えて」『専修大学社会科学研究所月報』No.549、2009年3月
- ↑ 東京大学編『東京大学一覧』東京大学、1953年
- ↑ 『東大人名録 官公庁編 昭和39年度増補改訂版』東大卒業生名簿編纂委員会、1964年
- ↑ a b 吉原泰助「経済学と私(PDF)」『商学論集』第70巻第4号、2002年3月
- ↑ 二瓶敏、矢吹満男、泉武夫「二瓶敏教授に聞く――戦後日本資本主義論争の回顧と展望(PDF)」『専修大学社会科学研究所月報』No.456、2001年6月
- ↑ 高島善哉編『社会科学基本用語辞典』春秋社、1962年
- ↑ 『文部省職員録 昭和47年版』文教協会、1972年
- ↑ 高島光郎「J.S・ミルと土地所有――マカロックとの対比において」『思想』第594号、1973年12月
- ↑ a b 横浜国立大学社会科学系部局八十年史編集委員会編『横浜国立大学社会科学系部局八十年史(PDF)』横浜国立大学経済学部・経営学部・国際社会科学研究科、2008年