首都高速4号新宿線
首都高速4号新宿線は、首都高速都心環状線三宅坂JCTを起点に、国立競技場のある外苑、副都心として知られる新宿を経て、高井戸出入口へ至る、首都高速道路の路線。路線番号は4番。
概要[編集]
東名高速道路までつながる3号渋谷線と共に、都心から山梨・中部・関西方面へ向かうための重要な路線であり、高速バスも多く運行する。
高井戸では中央自動車道に接続しており、料金所や分岐等もないスムーズな乗り継ぎができるようになっている。
路線と沿線[編集]
三宅坂JCTは都心環状線(C1)から分岐する4号線の始点で、内回りからは地下トンネル(霞が関トンネル)で分岐する。青山通り上空を赤坂見附の交差点まで抜け、外堀(弁慶掘)脇を通った後、赤坂トンネルに入る。ここでは迎賓館の地下を通過する。
トンネルを抜けるとまもなく1つめの出入口外苑出入口になる。ここは神宮外苑のすぐそばで、野球場や国立競技場にすぐにアクセスできる。またこの辺りは中央線・総武線各駅停車線との並走になっており、また高架下に千駄ヶ谷駐車場が設けられている。
その後は悪名高い急カーブ「参宮橋カーブ」を含む、右へ左への曲線区間が続く。上り線にはここに首都高速の主要パーキングエリアのひとつ「代々木PA」が設置されている。続く代々木出入口からは渋谷方面へのアクセスも可能。
新宿出入口は都庁など超高層ビル群方面(西口方面)の道路につながる。ここからは国道20号線(甲州街道)の上を高架で進んでいく。オペラシティタワーに面する西新宿JCTでは中央環状線の山手トンネルとつながる(ただし下り線からは中央環状には行けない。上り線からは行ける)。その後すぐに初台出入口・幡ヶ谷出入口が設置されており、新宿からの流入にはこちらも便利。
20号線上の高架部は、20号線の立体構造の関係上か、アップダウンがあり、渋滞も起こりやすくなっている。特に永福出入口を過ぎ高井戸出入口までの区間で顕著となっている。永福出入口付近の上り線には永福PAも設けられている。
高井戸出入口を過ぎると中央自動車道と接続し、別料金区間となる。高井戸インターは中央自動車道専用の入口がない「クォーターIC」のため、高井戸出入口は別料金の発生を回避するための救済措置のような側面を持っている。なお実際の料金の徴収は永福本線料金所または三鷹本線料金所で行われる(高井戸から各料金所までに別の出入口が無く、料金計算上の支障がない)。