顕広王記

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顕広王記(けんひろおうき)とは、平安時代後期・末期の貴族であった顕広王日記である。永久5年(1117年)から治承4年(1180年)までの長期間にわたって書き継がれてきたと言われているが、現存しているのは応保元年(1161年)から治承2年(1178年)までの記事である。顕広王は神祇伯であり、そのため同時代の宮廷神事を示す重要史料となっている。また、鹿ヶ谷の陰謀など、同時代に繁栄を極めた平清盛平氏政権の動向を知る上で非常に重要な史料とみられている。