雙栗神社
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雙栗神社(さぐりじんじゃ)は、京都府久世郡久御山町にある神社。
祭神[編集]
祭神は次の七柱。
- 天照大神(あまてらすおおみかみ)
- 素盞鳴命(すさのおのみこと)
- 『日本書紀』では「素戔嗚尊」、「素戔男尊」、『古事記』では「建速須佐之男命」(たけはやすさのおのみこと)と表される。こちらも日本神話に登場する神である。
- 事代主命(ことしろぬし)
- 日本神話に登場する神。大国主の子とされる。
- 応神天皇(おうじんてんのう)
- 比咩大神(ひめがみ)
- 仁徳天皇(にんとくてんのう)
- 神功皇后(じんぐうこうごう)
歴史[編集]
雙栗神社は佐山双栗に鎮座し、「延喜式神名帳」に記載されている神社で、「三代実録」貞観元年(859)正月27日の条に見える雙栗神と考えられている。
中世以降は石清水八幡宮の分霊を祀ったことから椏本(あてもと)一品八幡宮と呼ばれる。雙栗神社の本殿の規模と形式は、石清水八幡宮の分霊を祀ることから三間社(正面の柱間が三間の本殿)流造に造られている。屋根は檜皮葺(ひわだぶき)で、正面に向拝を付けている。
本殿の斗供間には向かって左に「花と鳥」右に「紅葉と鹿」を彫刻した蟇股(かえるまた)がある。また脇障子の上部には「りすとぶどう」をあしらった精巧な彫刻をほどこしている。
本殿の建立年次については、室町時代末、社伝にいう明応3年(1494)頃のものと考えられている。本殿は、昭和55年~56年にかけて彩色の塗替えと屋根の葺替がおこなわれた。