雅丹
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雅 丹(が たん)は、中国の小説である『三国志演義』の登場人物である。
劇中の活躍[編集]
『三国志演義』第94回で登場する異民族の西羌の丞相で、諸葛亮に敗れた曹真が西羌に援軍要請した際に使者が最初に会見したのが雅丹であり、金銀や宝石を貢いで国王の徹里吉への取次を求め、これに応じて徹里吉に取り次いで援軍を要請した[1]。徹里吉の命令で雅丹は越吉と共に15万の軍勢を率いて西平関に攻め寄せ、緒戦で関興を負傷させるなどして大勝したが、次に諸葛亮の落とし穴戦術にはまって軍は壊滅し越吉は殺され、雅丹は馬岱に生け捕られる[1]。諸葛亮は雅丹や捕虜、さらに戦車などを返還して西羌との友好の伝言を託して帰国を許した[1]。