阪口正雄
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阪口 正雄(さかぐち まさお、1933年2月21日[1] - 2021年2月24日)は、マルクス経済学者。福井大学名誉教授。宇野学派[2]。
兵庫県出身[1]。徳島県鳴門高等学校卒業。1955年東京大学経済学部経済学科卒業[3]。1957年同大学大学院社会科学研究科修士課程修了(理論経済学)。修士論文は「産業資本の回転と商人資本の回転との関連」[4]。大学院で宇野弘蔵のゼミ、宇野の定年退官後は鈴木鴻一郎のゼミに所属[5]。福井大学学芸学部講師[3]、教育学部助教授を経て[6]、教授[7]。1998年福井大学名誉教授[8]。2021年2月24日、肺炎のため死去、88歳[9]。
東大大学院の博士課程在籍中に鈴木鴻一郎編『経済学原理論(上・下)』(東京大学出版会、1960-1962年)の執筆に参加。論文に「資本構成高度化と「利潤率低下傾向」」(鈴木鴻一郎編『利潤論研究』東京大学出版会、1960年)、「商品価値(関係)における形態規定と分量規定」(鈴木鴻一郎編『マルクス経済学の研究 上』東京大学出版会、1968年)、「『資本論』における交換問答」(武田隆夫、遠藤湘吉、大内力編『資本論と帝国主義論――鈴木鴻一郎教授還暦記念 上 資本論の形成と展開』東京大学出版会、1970年)など。
出典[編集]
- ↑ a b 総合大学問題研究所編『日本大学大鑑 1977年版』日本学術通信社、1977年、459頁
- ↑ 公文俊平「玉野井先生の思い出」、『エントロピー読本Ⅲ エコロジーとエントロピー』日本評論社、1986年、232頁
- ↑ a b 『東大人名録 官公庁編 昭和39年度増補改訂版』東大卒業生名簿編纂委員会、1964年、566頁
- ↑ 「付録――東京大学大学院修士学位論文総目録」『東京大学経済学研究』No.2、1964年4月
- ↑ 櫻井毅「伊藤誠君を偲ぶ」『「宇野理論を現代にどう活かすか」Newsletter』(第2期第30号通巻第41号)、2023年10月31日
- ↑ 鈴木鴻一郎編『マルクス経済学の研究 上』東京大学出版会、1968年
- ↑ 『文部省職員録 昭和45年版』文教協会、1970年、625頁
- ↑ 福井大学五十年史編集委員会編『福井大学五十年史(PDF)』福井大学、2002年、784頁
- ↑ 阪口正雄氏死去(福井大名誉教授・経済学) 時事ドットコムニュース、2021年2月25日