逃げ上手の若君
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『逃げ上手の若君』(にげじょうずのわかぎみ)は、松井優征による日本の漫画作品。
概要[編集]
『週刊少年ジャンプ』2021年8号から連載されている。松井優征による『暗殺教室』以来5年ぶりの新連載作品。北条時行を主人公とした歴史漫画となる。実在の人物だけでなく、架空の人物も登場している。
ストーリー[編集]
逃げることが得意なこと以外には特に秀でたところがないと思われていた将来は家督を継ぐ子供だったはずの北条時行。鎌倉幕府が滅ぼされたことですべてを失った時行は、自分を保護した諏訪頼重らの協力のもとで復讐のために立ち上がることになるのであった。
概要[編集]
主要人物[編集]
- 北条時行(ほうじょう ときゆき)
- 声 - 大塚琴美
- 本作の主人公。
- 武芸は苦手で訓練も逃げ回っていたが、逃げる才能は高く、鬼ごっこでは負け知らず。五大院宗繁との初めての戦いでも相手の攻撃をすべてかわして、仲間の協力で首を落としている。父親が弓競技を見るのが好きだったこともあり、弓の腕前は高い。
- 北条高時(ほうじょう たかとき)
- 声 - 林祐樹
- 時行の父親。得宗北条家の当主で鎌倉幕府の総帥。政治の実権は側近たちに握られているため、お飾りとなっている。鎌倉を制圧されて自刃して死亡する。
- 北条邦時(ほうじょう くにとき)
- 声 - 矢部仁美
- 時行の異母兄。側室の子ということもあって時行が家督を継ぐべきと考えていた。五大院宗繁に裏切られたことで処刑によって首を落とされて死亡する。
- 名越高家(なごえ たかいえ)
- 声 - 軍司高希
- 後醍醐天皇ら討幕派との戦いの中で戦死。
諏訪家[編集]
- 諏訪頼重(すわ よりしげ)
- 声 - 鈴木将之
- 信濃国諏訪郡の神職。断片しかわからないものの、未来を見通す力を持つ。神力が駄々洩れになるということで後光がさしている。うさんくさい笑顔と言動も多いことから、インチキ祈祷師と時行に言われたりしている。
- 諏訪雫(すわ しずく)
- 声 - 高木遥香
- 頼重の娘。
- 弧次郎(こじろう)
- 同世代随一の刀の使い手。
- 亜也子(あやこ)
- 怪力の持ち主。
- 諏訪盛高(すわ もりたか)
足利家[編集]
討幕派[編集]
- 新田義貞(にった よしさだ)
- 五大院宗繁(ごだいいん むねしげ)
- 得宗北条家の御内人。邦時は甥にあたり、その威光で出世してきた。しかし、鎌倉が制圧されると高時から邦時を任されたにもかかわらず、懸賞金目的ですぐに北条家を裏切って邦時を引き渡す。だが、あまりの裏切りに新田義貞にも何ももらえずに追い出されてしまう。
- 自分を認めさせようと時行のこともとらえようとして誘い出されたところ、時行、弧次郎、亜也子と戦闘状態になる。大木を斬るほどの腕前を持つも三人の連携の前に首を落とされて死亡する。
- 後醍醐天皇(ごだいごてんのう)
- 小笠原貞宗(おがさわら さだむね)
- 尊氏に信濃守護に任命される。性格が悪く、諏訪家の勢力をはぐことを狙っている。並外れた視力と観察力を持ち、弓の名手。
その他[編集]
- 摂津親鑑(せっつ ちかあき)
- 鎌倉幕府幕臣。鎌倉幕府占領後、自害する。
- 清子(きよこ)
- 親鑑の娘。自称時行の婚約者。鎌倉幕府占領後、惨殺される。
- 狩野三郎(かのさぶろう)
- 時行の武芸指南役。戦死する。
- 塩田次郎(しおたじろう)
- 時行の武芸指南役。戦死する。
単行本[編集]
集英社〈ジャンプ・コミックス〉より発売。
タイトル | 初版発行日 | ISBN | 備考 | サブタイトル | ||
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1 滅亡1333 | 2021年7月7日(2021年7月2日発売) | ISBN 978-4-08-882710-0 |
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脚注[編集]