ルネサンス
ナビゲーションに移動
検索に移動
ルネサンスとは、西洋史において「中世の暗黒時代」から「近世」へ至る過程と位置付けられる時代区分とされる文化的運動。イタリアから始まって、フランス革命の終わりまでとされることが多い。
概要[編集]
古典復興運動とされるが、「光の時代」「人間復興」と言われたものの、疑問符がつく。
「中世の魔女狩り」と云われるが、じつは魔女狩りが猖獗を極めたのはルネサンス期である。
人間生活との関わり・利用[編集]
「無謬性」「古典主義の論理学」が支配した時代である。フランス革命下においてはロベスピエールが代表的な人物であり、ダントンを断頭台に送ったロベスピエールは、その後まもなく自身も断頭台の露と消えた。
無謬性は「定義」と「公準」を基盤とし、「古典主義の論理学」は「二重否定の除去」を認める立場である。これに対して、クルト・ゲーデルの不完全性定理によって、「前提を認めるとしても、その公理系によって、『正しい/正しくない』が証明できない "正しい" 命題が存在しうる」ことと「その公理系が矛盾を含んでいることを、当該の公理系においては証明できない」ことが証明された。そんなわけで、ルネサンスは終了して近現代も終焉し、いわゆるポストモダンの時代が訪れた。
「『私が間違っている』ことが証明可能でなければ、『私は間違っていない』ので、二重否定の除去によって『私は正しい』が証明される」というルネサンス的な人がポストモダンの時代である現代にもいて、プーチンや習近平や金正恩などはルネサンス的な人物である。共産主義においては「宗教は麻薬である」であるはずであるが、無謬性
を備えた権威に頼りがちであり、「マルクス主義というのは宗教なのではないか」という意見もある。