読史余論(とくしよろん)とは、江戸時代中期の歴史書。
江戸中期の儒学者・政治家で、正徳の治と称される幕政改革を断行した新井白石による日本史の概説書のことである。新井は江戸幕府の第6代征夷大将軍である徳川家宣に仕えて進講をしていた時期もあり、その際に平安時代の摂関政治期から徳川氏の江戸時代までをまとめ上げたものと言われている。公家9変、武家5変で論述式となっている。讀史餘論とも書かれる。