西光寺 (阿南市)

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西光寺(さいこうじ)とは、徳島県阿南市那賀川町赤池(旧・那賀郡那賀川町赤池)にある寺院である。

概要[編集]

実は創建年代や寺の経歴はほとんどわかっていない。何故かというと、1868年(明治元年)と1942年(昭和17年)の2度にわたって火災に見舞われ、そのために本堂や古記録が失われているのである。1942年8月5日正午ごろの火災では旧国宝(現行法の重要文化財に相当)の木造阿弥陀如来像(1911年8月9日指定、平安時代末-鎌倉時代初期)も焼失している。

しかし2度の火災でも焼け残った仁王門をくぐると室町幕府の第10代将軍で「流れ公方」と称された足利義稙、その義稙の養子で第11代将軍・足利義澄の庶長子(次男)であり、第12代将軍・足利義晴の弟(年齢的には2歳上の兄)であった足利義維(義冬)、義維の長男で第14代将軍となった足利義栄(第13代将軍・足利義輝と第15代将軍・足利義昭の従弟)ら室町幕府の重要人物である3名の墓所がある。さらに仁王門の右手には義維以来、その系統が阿波平島公方として続いた証として歴代公方とその一族の墓所が約20基存在する。

アクセス等[編集]

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