蔡氏 (劉表夫人)
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蔡氏(さいし、生没年不詳)は、中国の後漢末期の女性。劉表の後妻[1]。
生涯[編集]
荊州牧・劉表の後妻で劉表の重臣である蔡瑁の姉[1]。官渡の戦いの際、中央の様子を探ろうとして曹操への使者に立った韓嵩を劉表が処刑しようとした際、諫めたという[1]。劉表は庶子の劉琮を偏愛していたが、蔡氏も姪が劉琮の妻になったので弟の蔡瑁と共に劉琮を可愛がり、劉表の後継者にしようと画策したという(『後漢書』)。
『三国志演義』では劉琮の生母にされており、弟の蔡瑁と共に劉琮を後継者にするために邪魔な劉備の暗殺を企んだり、劉表の遺書を偽造したりしている[1]。劉琮が曹操に降伏した後、曹操の命令で劉琮と共に青州に赴任することになり、その途上で曹操の命令を受けた于禁によって抹殺されている[1]。