菅實
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菅 實(かん みのる、1900年(明治33年) - 1946年(昭和21年)[1])は、日本の医師、政治家。新字体にて菅 実(かん みのる)と表記されることもある。菅納家重の子。第94代内閣総理大臣菅直人の祖父。
経歴[編集]
岡山県出身。生家は江戸時代には村の庄屋を務めていた[2]。家系の元は豪族であり、岡山大学の先生たちが、本家にあった古文書を歴史研究のために持って行ったほどの由緒のある家柄である[2]。
實は、津山中学から岡山医専に進学し、医師となる[1]。岡山県病院での研修の後、1911年(明治44年)に津山市内で開業[1]。1913年(大正2年)に故郷に戻って医業を続け、久米郡医師会長、郡会議員などを歴任[1]。一方で囲碁、俳諧の趣味も楽しみ、1946年(昭和21年)に62歳で亡くなった[1]。
近在の住民らの間では名医として知られていたという[2]。
栄典[編集]
家族・親族[編集]
- 妻:妙子(岡山[4]、杉治七郎七女[4][5])
- 娘:姫井千恵子(政治家)
- 千恵子は、岡山県浅口郡金光町(のちの浅口市)の姫井家に嫁ぎ、金光町議会の議員に選出されるなど、實と同様に地方政界で活躍した。金光町議会では議長にも就任。
- 息子:菅寿雄(実業家)
- 同妻:純子(広島[4]、三谷良三長女[4]、福山高等女学校卒業[4])
- 寿雄は、宇部曹達工業(のちのセントラル硝子)に技術者として入社し、セントラル硝子の常務や監査役などを歴任した。この寿雄の長男である菅直人と、千恵子の娘である伸子は、結婚し夫婦となった。のちに直人は第94代内閣総理大臣に就任する。
- 娘婿:津下健哉(医学者)
- 整形外科専門の医者。発明したものに、津下式ループ針がある。妻は、医者の菅實の次女。
- 孫:菅直人(政治家)
- 鳩山由紀夫内閣の際に副総理に就任。のちに、第94代内閣総理大臣に就任する。
- 孫:菅伸子(姫井千恵子の娘であり、菅直人の妻)
- 旧姓は姫井。菅直人とはいとこであり、前述の通り、祖父が菅直人と同じく、菅實にあたる。
- 義孫:平地弘和(実業家)
- 曾孫:菅源太郎(政治活動家)