苟安
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苟 安(こう あん)は、中国の小説である『三国志演義』の登場人物である。向 安と表記される場合もある。
劇中の活躍[編集]
蜀の李厳配下の武将として『三国志演義』第100回に登場する[1]。相当な酒好きで諸葛亮率いる蜀軍が司馬懿率いる魏軍と戦っている時に酒を飲み続けて兵糧輸送の任務を怠り、予定より10日も遅れて到着する[1]。苟安は魏軍との戦闘中であるから兵糧を奪われる恐れがあると弁明したが、諸葛亮は酒を飲んで任務を怠っていたと見抜いており、軍律に従って処刑しようとしたが、楊儀が取り成したため棒打ち80回に減刑された[1]。しかし苟安は諸葛亮を逆恨みしてその夜に司馬懿の陣に投降するが、司馬懿は諸葛亮の策略で無いことを証明させるために苟安に成都に戻って諸葛亮謀反の噂を流すように命じた[1]。苟安は命令通りに戻って噂を流し、劉禅は宦官からその噂を知って諸葛亮を召還する[1]。諸葛亮は真相を調査して宦官を処刑したが、苟安は調査される前に魏に逃亡した[1]。