芦田淳

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芦田 淳(あしだ じゅん、1930年8月21日 - 2018年10月20日)は、日本ファッションデザイナー。株式会社ジュンアシダ代表取締役会長。日本の代表的なファッションデザイナーで、端正でエレガントな服作りで知られた。次女にデザイナーの芦田多恵がいる。

来歴[編集]

日本の植民地統治下にあった朝鮮で生まれる。戦後にファッションデザインの仕事を志し、少女画で一世を風靡した画家中原淳一に師事する。高島屋の顧問デザイナーなどに就任し、昭和33年(1963年)には自らの会社を設立する。この会社は後に「ジュンアシダ」と改称した。

昭和41年(1966年)から10年間、当時は皇太子妃だった皇后の専任デザイナーを務め、広く名が知られるようになる。高級感がありつつ着心地のよい服は女性から幅広く支持される。昭和52年(1977年)にパリ・コレクションに初参加し、平成元年(1989年)にはフランスパリに出店して話題になる。平成3年(1991年)に紫綬褒章を受章する。平成6年(1994年)に広島アジア大会、平成8年(1996年)のアトランタオリンピックでは日本選手団の公式ユニホームを手がける。平成18年(2006年)に旭日中授章を授章する。平成22年(2010年)にはフランス芸術文化勲章オフィシエを受章する。

主な著書に「僕は、ヤングマン。」「人通りの少ない道」などがある。

平成30年(2018年)10月20日午後9時32分、肺炎のため、東京都内の自宅で死去した。88歳没。

書籍[編集]

著書[編集]

関連書籍[編集]

  • 写真集 『jun ashida-デザイナーの30年』 婦人画報社、1993年。ISBN 978-4573141124。

外部リンク[編集]