興善寺 (奈良県東吉野村)

興善寺（こうぜんじ）とは、奈良県吉野郡東吉野村中黒に存在する曹洞宗の寺院である。山号は白霊山。

概要

吉野町の国栖から高見川に沿っておよそ2キロほど遡った、高見川北岸の高台にある寺院である。江戸時代中期の元禄年間（1688年から1704年）、水戸藩主の徳川光圀の帰依により、宇治興聖寺の9世である梅峰竺信が開山となり創建したといわれる。

本尊の木造薬師如来坐像は檜の寄木造で、寺伝では三蔵法師の作と言われているが、実際は平安時代の作品で三蔵法師とは時代が合わない。これは国指定の重要文化財となっている。

アクセス

• 近鉄吉野線大和上市駅からバスに乗り、上中黒を下車してすぐ。