自動拳銃
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自動拳銃(じどうけんじゅう)とは、自動装填式の拳銃のことである。リボルバーとは通常は区別されるが、初期にはリボルバーのような形の自動拳銃もあった。
歴史[編集]
- リボルバーよりも後になってから開発された、銃弾がカートリッジ化され、発射薬も無煙火薬が使われるようになってからのものである。
- 機械作りに長けたドイツは早くから自動拳銃を使っていたが、イギリスは自動拳銃よりも信頼性の高いリボルバーを第二次大戦まで使っていた。
- アメリカは第一次大戦前に開発された大口径の自動拳銃をベトナム戦争まで使い続け、一部の部隊では一部改良したものを2020年まで使用していた。
リボルバーとの比較[編集]
長所[編集]
- 装弾数がリボルバーよりも多い。全弾撃ち尽くしても、弾倉を交換するだけで素早く再装填できる。
- 幅が狭くリボルバーよりも携帯しやすい。
- 発射すると自動的に排莢と装填をし、撃鉄も起こしてくれるので容易に連射できる。
- リボルバーのようなシリンダーギャップがない。
- 消音器の消音効果がリボルバーに比べて優れている[注 1]。
短所[編集]
- 発射の反動を利用して排莢と装填と撃鉄を起こすことをするが、それらは確実に行われるとは限らず、常に作動不良の可能性が付き纏う。戦場やセルフディフェンスの場で起こる銃の作動不良は命に関わる重大問題である。
- 弾倉に弾が入っていても最初の一発を薬室に装填しなければ撃てない。予め装填しておくと暴発の危険が生じ、暴発を防ぐために安全装置を入れると別の問題が生じる。
- 安全装置が取り付けられているが、いざというときに、それを解除するのに手間取る。又、解除を忘れることもあり得ないことではない。
- 総合的にはリボルバー程の信頼性はない。マフィアや殺し屋が自動拳銃よりもリボルバーを好んで使うのはこのためである[注 2]。
参考動画[編集]
- 自動拳銃特有のトラブルが起こる様子。尚、リボルバーではこのようなトラブルは起こりにくい。
- 自動拳銃の歴史を追うと、軍隊や法の執行機関と密接に関わっている事が分かる。