リボルバー

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

リボルバーは、回転式の弾倉を有する連発式の拳銃のことである。

特徴[編集]

装弾数が5発から9発(通常は6発)で、弾倉と薬室を兼ねるシリンダーと呼ばれる大きな円筒形のパーツがある。自動拳銃とは別の銃弾を使うが、22LR 弾のようにリボルバーと自動拳銃の双方に使える銃弾もある。

自動拳銃との比較[編集]

長所[編集]

緊急時にすぐに撃てる - 自動拳銃と違って、カートリッジを弾倉から薬室に移す(装填する)操作が不用なので、弾さえ入っていれば、取り出してすぐに発砲できる。
信頼性の高さ - 自動拳銃と違って発砲のときの反動を利用して排莢と装填を行うわけではないので、作動不良を起こすことは皆無である。
操作の少なさ - 任意で操作する安全装置は通常は取り付けられておらず、非常時に安全装置の解除を忘れて撃てなくなる可能性がない。
命中精度 - シングルアクションリボルバーでもダブルアクションリボルバーでも撃鉄を起こしてから引き金を引けば自動拳銃以上の命中精度が期待できる。ダブルアクションリボルバーならば、緊急時に撃鉄を手で起こさなくても引き金を強く引くだけで撃鉄が起きてすぐに発砲できるが、命中精度は悪くなる。シングルアクション専用の古いタイプのリボルバーの場合、片手で銃を保持し引き金を引きっぱなしにしたまま、もう片方の手で素早く撃鉄を起こして放す操作を繰り返すことで猛烈な連射が可能だが命中精度は著しく低下する。
弾との相性 - 自動拳銃の場合、同口径であっても弾のメーカーや弾頭重量などが銃と相性が悪いだけで作動不良が起こりやすくなるが、リボルバーの場合、あまり気にする必要がない。
美術的価値 - 古い時代に開発され、構造にも大きな変化がないためか、角ばった自動拳銃よりも芸術的な美しさを有する。なお21世紀現在も新規のリボルバーは生産が続いている。

短所[編集]

装弾数 - 装弾数が自動拳銃よりもやや少ない。
装填に掛かる時間 - 全弾撃ち尽くした後、新たに弾を入れる(リロードの)際に自動拳銃よりも手間取る。特に薬莢が普及する前の古いパーカッションリボルボーは、火薬と弾丸と雷管を別々に装填しなければならない上に、発砲時に引火して暴発することを防ぐためのグリースを弾倉の前側の開口部に充填しなければならないという非常に手間の掛かるものであった。
命中精度 - 撃鉄を起こさず、引き金を引くだけで撃った場合には命中精度が悪い。なお、手動で撃鉄を起こしてから引き金を引く射撃方法(シングルアクション)の方が引き金を引くだけで射撃する方法(ダブルアクション)で撃つ場合よりも命中精度が高い。ワイアット・アープが使用したSmith & Wesson Model No.3 など19世紀のリボルバーのほとんどにはダブルアクション機構が存在しない。
シリンダーギャップ
による威力低下
 - 弾倉と銃身との隙間(シリンダーギャップ)からの燃焼ガスの漏れによる威力の低下がある。帝政ロシアのナガンリボルバーはシリンダーを少々前進させて銃身に密着させる構造であったが、その方式は全く普及しなかった。シリンダーギャップによる威力の低下が無くなるメリットよりも、構造が複雑化し、価格が上がり、故障やその他のトラブルが増えるデメリットの方が大きいからである。
携行しづらさ - 大きな円筒形の回転弾倉があるため幅が広く、同程度の威力の自動拳銃よりもやや携帯しにくい。なお重量そのものはカウンターマスや密閉性に劣るリボルバーの方が軽くなる傾向にある。例えば強装弾として著名なマグナム弾を使用するコルト・パイソンオートマグではオートマグの方が長く、重く、幅広である。

その他[編集]

自動拳銃のように発射後に自動的に撃鉄が起きてしまうことがなく、発射前の段階でも、撃針が雷管から少し離れた状態(ハーフコック)になる構造であるため暴発は起こりにくく、自動拳銃のようにレバーで操作するような安全装置は一部の例外を除けば取り付けられていない。

装弾数は自動拳銃よりも少ないが、6連発という装弾数はセルフディフェンスには十分と考えられている。

リボルバー型の連発式ライフル銃が製造されたこともあるが、リボルバーにはシリンダーギャップがあるため、銃身の短い拳銃ならばともかく、銃身の長いライフル銃には構造的に不向きであり、すぐに廃れた。尚、リボルバー型で連発式のグレネードランチャーは今でも作られている。

歴史[編集]

リボルバーが作られる前、銃身を兼ねる長いシリンダーがあるペッパーボックスと呼ばれるパーカッションロック式の連発式拳銃が存在していた。そのペッパーボックスを改良したものがリボルバーである。

19世紀後半にアメリカで行なわれた南北戦争の頃には装填に手間取る先込め式のリボルバーが使われていたが、その後、カートリッジ式の銃弾が使われるようになり、発射薬も黒色火薬から無煙火薬に変わった。

初期には、撃鉄を起こしてから引き金を引かないと発射できないものだけであったが、現在では、撃鉄を起こしてから引き金を引いて発射することができ、尚且つ、撃鉄が起きていない状態から強く引き金を引くだけで撃鉄が起きて発射できるタイプが主流である。後者の撃ち方をした場合、すぐに撃てるが命中精度は悪くなる。

装填方法は初期には弾倉分離式、中折れ式、固定式などがあったが、現在では弾倉を銃本体の左側にスライドさせて装填するタイプが主流である。

脚注[編集]

動画[編集]

https://youtube.com/watch?v=rnirpFYdqrs

https://m.youtube.com/watch?v=kKzbUisSUEE

https://youtube.com/watch?v=2rkC4DKUKT8

https://m.youtube.com/watch?v=I0gt0k31G8U

代表的な登場作品[編集]

映画・小説[編集]

「ガンスリンガー」と呼ばれる主人公のローランドがリボルバー使いである。フルムーンクリップを使ったリロード等、リボルバーの見せ場が多い。

関連項目[編集]

リボルバーロシアンルーレット - M19
自動拳銃デザートイーグルSFP9
SFドミネーター
その他カンプピストル - ガンスピン - ガンスリンガー - ルガーP08が登場する作品の一覧
他事典リンク¦ウィキペディア ¦ピクシブ百科事典 ¦ニコニコ大百科 ¦コトバンク