羽ノ浦町
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羽ノ浦町(はのうらちょう)とは、かつて徳島県那賀郡に存在した町。徳島県の東部、那賀川下流の北岸に位置する町で、東は那賀川町、北から西にかけては小松島市と接し、南は那賀川を挟んで阿南市と対する。
歴史[編集]
昭和29年(1954年)3月31日に大野村(阿南市)の一部を編入して成立した町である。古くから那賀川北岸の商業の中心地となっており、現在は木材の集散地として製材業が盛んな地域である。市街地付近には水田地帯で散村集落があり、西部の丘陵地帯ではヤマモモやタケノコなどが産している。見所は観音山古墳や美馬順三墓所などの史跡、羽ノ浦町岩脇に桜の名所として知られる岩脇公園、立江寺の奥の院と称される取星寺などがある。また、岩脇の紫雲寺には徳島県の文化財に指定されている木造阿弥陀如来坐像がある。平成7年(1995年)7月には羽ノ浦町情報文化センター(0884 - 44 - 5000)が完成し、図書館や音楽ホールなどの設備を有している。
平成18年(2006年)3月20日に阿南市に編入されて残念ながら町は消滅した。