米倉寺
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米倉寺(べいそうじ)とは、神奈川県足柄上郡中井町井ノ口906に存在する寺院である。宗派は曹洞宗。山号は井宝山。
概要[編集]
創建年代は不明だが、天正10年(1582年)に織田信長によって甲斐武田氏が滅亡し、その信長も死去した後、徳川氏の家臣となった武田旧臣の米倉丹後守が再興して自らの菩提寺とした、といわれている。寺には米倉氏の墓や供養塔が現存している。
天明2年(1782年)に建立された本堂をはじめ、庫裏や山門などを備えている。寺宝には元禄12年(1699年)に狩野周信筆の滝松絵の掛け軸がある。さらに平成6年(1994年)に再築された本堂内の柱には、飛騨甚五郎が両腕を仕えたころに作ったといわれる木彫りの見事な龍の彫刻「阿吽の二龍」があり、「かながわの昔話五〇選~水を飲みに出た龍」として紹介されている。