福満寺 (長野県麻績村)
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福満寺(ふくまんじ)とは、長野県東筑摩郡麻績村上井堀2120に存在する寺院である。宗派は天台宗。
概要[編集]
聖山の南腹、標高1200メートルにある天台宗の寺院。平安時代前期の嘉祥2年(849年)に慈覚大師円仁の開山と言われている。この寺は信濃国における有数の天台宗寺院として七堂伽藍を備えて寺運を隆盛させた。寺の付近に坊平、半在家、山寺などの地区名があるが、これはかつての福満寺の隆盛時代の名残と言われている。
本尊には木造仏としては東日本随一と言われている像高4メートル近い薬師如来坐像、これは国の重要文化財に指定されている。寺宝としては日光・月光両菩薩像と不動明王菩薩立像、毘沙門天菩薩立像などが国の重要文化財、なおかつ長野県の県宝の指定を受けている。