甄 逸(しん いつ、? - 184年)は、中国の後漢末期の政治家。子に甄豫・甄厳・甄堯・甄姜・甄脱・甄道・甄栄・文昭皇后甄氏。魏の初代皇帝・文帝の義父で第2代皇帝・明帝の外祖父。妻は安喜君張氏。
後漢に仕える高官で歴代2000石の家格を持っており[1]、甄逸自身は上蔡の令を務めた。184年に死去するが娘の甄氏は魏の文帝の皇后となり、その縁で外孫の明帝の時代に魏昌県侯を追贈された[1]。