特認校

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特認校(とくにんこう)とは、自然豊かな環境に恵まれた子供の数が少ない公立小中学校を中心に、希望すれば学区外に居住していてもその学校に通うことが出来る学校の運営体制である。

概要[編集]

小規模特認校特認制度実施校とも呼ばれる。本来小中学校は子供の住んでいる住所によって通う学校が決められ、その区割りは厳格である。隣の学区の方が設備が良いから、部活動に熱心だからなど緊急性のない理由で別の学区の学校に通うことは認められていない。

しかし過疎地を学区に含む学校では学区内に住む子供の数が少なく、学校の存続が難しくなってくる所もある。廃校にして近隣の別の学校に統合するにも保護者や学区内の住民の同意が必要になるため、少しでも長く学校を残せるよう当該学校に特認校制度を適用し、学区外に住む子供を受け入れることで在校生の数を確保することができる。なお特認校に通う場合、原則として住所はそのままで自宅から通学する。

東京都心での小学校特認校制度[編集]

東京都中央区は総人口が17万人ほど(2022年9月の推計値)とさほど多くなく、子供の数もそれに比例して少ないため、小学校の施設に余裕が生じている。

そのため中央区内に居住していれば区立城東小学校、常盤小学校、泰明小学校、阪本小学校、京橋築地小学校のいずれかを選んで入学することが出来る。なお各学校には受け入れ可能人数に上限があり、上限を超える場合は抽選となる。

関連項目[編集]