物質量
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物質量(ぶっしつりょう)とは、ある物質の中に含まれる原子や分子などの数を表す物理量であり、単位はモルである。
概要[編集]
物質量の考え方は、「水素2molと酸素1molが化合すると水1molになる」というように、化学反応について考える時などに便利であるが、いざ、目に見えるほどの量の物質に含まれる原子や分子の数を考えると、あまりにも大きすぎて扱いにくい数である。そこで、約6*1023個(6*1023のことをアボガドロ数という)の原子・分子の集まりを1molとし、そのいくつ分かで考えるのが物質量である。また、単位物質量当たりの質量はその物質によって決まっており、1molあたりの質量をモル質量という。また、アボガドロの法則から同一の温度・圧力の下では、同じ物質量の気体の体積は気体の種類によらず一定であることが知られている。
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