モル
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モル(記号mol)とは、物質量の単位である。1molは、アボガドロ数個の粒子の物質量に該当する。かつては、12gの炭素12に含まれる炭素原子の個数に相当する物質量が1molであると定義されていたが、2019年5月20日に現在の定義に変更された。このため、12gの炭素12に含まれる炭素原子の個数に相当する物質量は、厳密には1molからわずかにずれることになったが、実用的には1molとみなしてもほとんどの場合問題がないほどのごくわずかな違いである。なお、物質量のことをモルという人がいるが、これは誤りである。物質量は質量や長さと同じ物理量であり、モルはその単位である。よって、「水1Lのモルは...」と言うのは「水1Lのキログラムは...」というのと同じである。