アボガドロ数

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

アボガドロ数(アボガドロすう)とは、正確に「6.02214076*1023」という無次元量であるのことである。

概要[編集]

分子仮説を提唱したアボガドロに因んだ数である。
2019年5月20日に、アボガドロ数は絶対零度や真空中の光速度と同じ、誤差0の定義値として定められた。
よって、今後は12gの炭素12に含まれる炭素原子の数は厳密にはアボガドロ数個ではなくなる(実用上は無視できる程度のわずかな違いではある)。元々は「12gの炭素12に含まれる炭素原子の数」が定義であった。
一方で、1モルとは、アボガドロ数個の粒子の集まりを意味し、1モル当たりの粒子の個数をアボガドロ定数(アボガドロていすう)という。アボガドロ定数は物理定数であり、単なる「数」であるアボガドロ数と異なり、「6.02214076*1023/mol」という単位がつく。