無人航空機
無人航空機(むじんこうくうき)とは、名前の通り、人が乗らずに動く航空機のことである。
概要[編集]
軍隊が敵地の偵察などに使う。無人のため撃墜されたり、故障や燃料切れで墜落しても人的損失がないのが特徴である。操縦室もないので、その分装備を増やすことが可能である。
偵察ばかりか、目標への爆弾投下やミサイル攻撃を行う場合もある。乗員がいないため自爆攻撃も容易に行うことができる。しかも、乗員がいる場合には帰還可能な出撃しかできないが、帰還できる可能性が低い出撃が容易く行えるという強みがある。このほか物資の輸送などにも使われる。
軍事用のほか、火山噴火や台風のような自然災害の観測にも使用可能である。 俗に「ドローン」と呼ばれるラジコンのマルチコプター機も、無人航空機の分類に含めて扱われる事がある。
歴史[編集]
「空を飛ぶ無人の機械」が無人機の定義ならば、既に第一次世界大戦から研究が始まり、戦間期には大日本帝国海軍も無線操縦のテストを行った。
イスラエル空軍からアメリカ軍がパクった説[編集]
偵察に無人航空機を使うのは、人命を重視するイスラエル空軍が古くから行っていたことである。それを真似たアメリカが湾岸戦争(1991年1月17日 - 1991年2月28日)の頃から使用するようになった。
なお、イスラエル空軍の無人機であるIAI ハーピーの初飛行は1994年、アメリカ空軍の無人偵察機RQ-1 プレデターは1995年に初飛行しているため、どちらの機体も湾岸戦争に参加した事実はない。あったとしたらそれは空想科学小説や漫画の中、現実とは異なる架空世界の出来事だと思われる。
そもそも、IAI ハーピーは無人特攻機(自爆攻撃を目的として空中を徘徊する爆薬内蔵の遠隔操作ミサイル)であり偵察機ではない。恐らくRQ-5 ハンター(イスラエル・エアロスペース製)と混同しているものと思われる。
イスラエル空軍とアメリカ空軍が同じ設計社の技術を使っている説[編集]
1990年代前半にCIAが元イスラエル空軍の設計者で退役後に航空機設計関連会社を興していた人物の経営するリーディングシステムズ社と提携し、これがCIAが1980年代から主導していた無人偵察機計画と結びつき、最終的にはアメリカ空軍の運用でボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992年4月1日 - 1995年12月14日)の最後期に「偵察機として」実戦投入された。
後に兵装を積載可能なMQ-1C グレイ・イーグル、MQ-9 リーパーなどにアップグレードされて運用が継続されているが、これらは全て兵器を外部に搭載して射爆する用途でのみ使用されており、イスラエル空軍や中華人民共和国空軍と同様に最初から自爆攻撃機として運用していない(というか、米軍のRQ-1は1機分の費用でIAIハーピーを50機買える、と言うくらいにお値段も性能も桁が違いすぎて使い捨てするにはもったいなさ過ぎる)。
※このように、開発経緯に関しては諸説あるが、どちらを信じるかはあなた次第だ。
備考[編集]
なお、「無人機体の遠隔(電波誘導)操縦技術」は19世紀(1898年)にアメリカで特許申請されている[1]ので、1948年建国のイスラエルが無人誘導技術をパクったとするならば、イスラエルの建国が19世紀以前でないといけない。
何か全世界を股にかける巨悪による巨大な陰謀があったのかもしれないね。
新型コロナウイルスへの対抗策[編集]
個人レベルで運用が可能なドローンは、COVID-19により外出を禁止されている人間に変わってスタバのコーヒーをテイクアウトするような用途で利用される事もあるらしい[2]。