津山女児殺人事件
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津山女児殺人事件(つやまじょじさつじんじけん)とは、平成16年(2004年)9月3日に岡山県津山市で発生した殺人事件である。平成30年(2018年)5月30日になって別の事件で逮捕されていた男A(当時39歳)が殺人容疑で逮捕された。
事件の経過[編集]
概要[編集]
Aの逮捕容疑は平成16年(2004年)9月3日の午後3時15分頃から35分頃の間、津山市総社のBの自宅1階で、Bの首を絞めて刃物で胸部や腹部を複数回突き刺し、窒息と失血により殺害したというものである。解剖結果からは窒息と失血は同じ時間帯であるとされている[1]。
事件発生から14年間、津山署捜査本部は捜査員を延べ6万3000人を投入している。津山署は捜査範囲を拡大して隣接する兵庫県警と情報交換し、児童や生徒を対象とした類似の手口による事件を精査した結果、Aが容疑者として浮上したという。捜査本部は平成29年(2017年)9月から事情を聴いていたとされているが、凶器とされている鋭利な刃物はまだ発見されていない[1]。
容疑者のAは平成28年(2015年)5月、兵庫県姫路市の路上で面識のない女子中学生を尾行して接近し、ナイフで腹部などを刺して重傷を負わせたとして殺人未遂容疑で兵庫県警に逮捕され、その後懲役10年の判決を受けて服役中だった。神戸地裁姫路支部の1審判決では「少女のシャツが血で染まるのを見たいという特異な性癖に基づき、女子中学生を無差別に狙った」と認定している。Aはこの事件以前にも小学生女児が被害に遭う似たような手口で複数回逮捕されているなど、特異な性癖を持っていたとされている[1]。