洞雲寺(とううんじ)は、岐阜県加茂郡白川町にある曹洞宗の寺院。山号は大龍山。本尊は聖観音菩薩。中部四十九薬師霊場第46番札所でもある。
室町時代中期の康正元年(1455年)に劫庵寂永という禅師によって開山されたといわれている。ただ、当時の名前は田代山にあったことから田代山寺と称していた。当初は室町幕府の征夷大将軍・足利将軍家から手厚い寺領の寄進を受けて大いに繁栄した。後に現在地の西和泉に移されて、寺の名も洞雲寺と改名された。