江良氏(えらし)とは、日本の氏族である。大内氏・陶氏に仕えた江良房栄で著名である。
長門国豊浦郡江良(山口県豊浦郡豊田町、現在の下関市)を発祥とする[1]。当地の守護大名であった大内氏に仕えたが、大寧寺の変の際に当時の江良房栄は陶晴賢に属し、以後は陶氏の家臣となった。房栄は晴賢を支える重臣になったが、その才覚を恐れた毛利元就による謀略の標的とされて、天文23年(1554年)に晴賢により誅殺されてしまった。
現在では青森県、福岡県に多く見られる姓である[1]。