江戸川乱歩

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江戸川 乱歩(えどがわ らんぽ、明治27年(1894年10月21日 - 昭和40年(1965年7月28日)は、推理作家。本名は平井太郎

生涯[編集]

推理小説家としてデビューする前は、サラリーマンからラーメン屋まで様々な職業を経験している。この幅広い職業経験が執筆活動に役立つことになった。明智小五郎怪人二十面相少年探偵団などは江戸川乱歩の小説に登場するキャラクターである。

主な作品[編集]

  • 江戸川乱歩の小説は明智小五郎ものを中心に、戦前から刊行されている。大人向け作品のジュブナイルや、海外作家の翻案も多い[1]

推理小説[編集]

明智小五郎(長編)[編集]

  • 一寸法師』(『朝日新聞』1926年12月〜1927年2月) - 明智小五郎の第一長編。
  • 『蜘蛛男』(『講談倶楽部』1929年8月〜1930年6月)
  • 『猟奇の果』(『文芸倶楽部』1930年1月〜12月)
  • 『魔術師』(『講談倶楽部』1930年7月〜1931年5月)
  • 黄金仮面』(『キング』1930年9月〜1931年10月) - 少年少女向けリライトもあり。 テレビ朝日系列でドラマ化。
  • 吸血鬼』(『報知新聞』1930年9月〜1931年3月) - 小林少年の初登場作。
  • 黒蜥蜴』(『日の出』1934年1月〜11月) - 美輪明宏主演で舞台化。
  • 『人間豹』(『講談倶楽部』1934年1月〜1935年5月)
  • 『悪魔の紋章』(『日の出』1937年9月〜38年10月)
  • 『暗黒星』(『講談倶楽部』1939年1月〜12月)
  • 『地獄の道化師』(『富士』1939年1月〜12月)
  • 『化人幻戯』(『別冊宝石』〜『宝石』1954年11月〜55年10月) - 乱歩が「本格」ものに挑戦した作品[2]と言われる。
  • 『影男』(『面白倶楽部』1955年1月〜12月) - 明智小五郎の最後の長編。

明智小五郎(中短編)[編集]

  • D坂の殺人事件」(『新青年』1925年1月) - 明智小五郎の最初の事件。但し、まだ名探偵ではなく、素人探偵明智小五郎であり、容疑者の一人にされたりしている。
  • 「黒手組」(『新青年』1925年3月)
  • 心理試験」(『新青年』1925年2月)
  • 「幽霊」(『新青年』1925年5月)
  • 屋根裏の散歩者」(『新青年』1925年8月)
  • 「何者」(『時事新報』1929年11月〜12月)
  • 『兇器』(『大阪産業経済新聞』1954年6月)
  • 『月と手袋』(『オール讀物』1955年4月〜)

脚注[編集]

  1. イーデン・フィルポッツ「赤毛のレドメイン家」など)
  2. 中島河太郎 『江戸川乱歩 評論と研究』(講談社)

関連項目[編集]