明智小五郎

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明智 小五郎(あけち こごろう)とは、江戸川乱歩の推理小説に登場する架空の名探偵である。

生年、没年ともに不詳。小説では戦前から戦後に渡って活躍しているものが多い。大正時代末期に活躍したこともあることから、明治生まれで100歳以上と推定される。近年のテレビドラマでは現代において働き盛りの年齢という設定になっている。

人物[編集]

初期には、ボサボサ頭で着物を着た貧乏探偵という設定であったが、後にはスーツ姿の今風の人物になっている。金田一幸助は初期の明智小五郎がモデルになっているようである。

奥さんが登場することもあるから既婚である。妻は文代という名で、病弱だが機転の利く女である。

宿敵[編集]

  • 江戸川乱歩の推理小説に登場する怪人二十面相という怪盗が宿敵であるが、怪人二十面相が登場しない作品にも明智は登場している。
  • 解雇されて探偵事務所を経営していた(元)悪徳警官と対立する物語もある。

その他[編集]

  • ある刑事裁判で同姓同名の被告人が「明智小五郎です」と名乗って法廷が大騒ぎになったことがあったという。
  • 「死の十字路」という作品中では、犯人を自殺させてしまうという大失敗をしている。
  • 小説以外ではドラマに登場する場合が多い。金田一耕助が映画にばかり登場するのとは対称的である。